台風9号の影響により、朝鮮半島には高温多湿な熱気が押し寄せている。この影響で19日、韓国の電力需要が最大で95.6GWに達し、夏の歴代最高記録を再び更新した。
今年だけで5回目の記録更新となり、猛暑と台風の影響で冷房の使用が急増している。多くの家庭では「高額な電気代」を心配している。
電気代を節約するために、エアコンの除湿モードを効果的に利用するなど、冷房費を節約する5つの方法を紹介する。
エアコンをつける際は、設定温度を低めにし風量を強風に設定した方が、電気代を節約するのに効果的だ。室内温度が高い状態でエアコンを弱めに運転した場合、室内温度を下げるのに時間がかかり、室外機の稼働時間が長くなる。
そのため、室外機は室内の温度が設定温度に達しない限り停止しないため、最初から設定温度を低くし、その後は温度を維持するか、しばらくエアコンを切ることが電気代の節約に役立つ。
また、エアコンの作動方式によっても効率的な使用方法は異なる。一定速エアコンの場合、設定温度に達するまで室外機が最大電力で一定に作動し続け、室内温度が下がると室外機は停止する。
一方、インバーターエアコンの場合、設定温度に達するまで電力消費は大きいが、その後は最小電力で温度を維持し、電力消費を抑える。したがって、インバーターエアコンは一度電源を入れたら、つけっぱなしにすることが効率的といえる。
エアコンフィルター掃除も電気代の削減に欠かせない。2週間ごとにフィルターを掃除すると、電気代を最大27%節約できる。また、扇風機やサーキュレーターなどをエアコンと併用すると、室内の空気循環が促進され、室外機の稼働時間を短縮することができる。
服装も涼しい生地(リネン・コットン)などを選び、エアコンの設定温度を2℃高く設定することも電気代を節約への近道だ。室内温度を2℃上げるだけで、年間4億2100万kWhの電力を節約できるという分析もある。
日差しが強い日中は、カーテンやブラインドで日光を遮断して室内温度を下げることが重要だ。また、使用していない電化製品のコンセントを抜き、待機電力を減らすことも大切だ。
電源を切った後でもコンセントを抜かないと、待機電力が家庭全体の電力消費量の約40%を占めるため、小さな習慣が電気代節約の大きなカギになる。