韓国の釜山(プサン)が、暮らしやすく、仕事と旅行に最適な世界トップ100都市の1つに選ばれた。
15日、釜山市によると、米国有力雑誌「フォーブス」は8日に『世界で暮らしやすく、仕事と旅行に適した都市100選』という記事を発表した。同リストで釜山は67位を占めた。
今回の評価は、グローバルコンサルティング会社レゾナンスが発表した「2024年世界最高の都市評価報告書」を引用し、都市は経済、文化、生活環境などさまざまな要素を総合的に評価し選定された。
世界100大都市のうち、1位から9位はロンドン、パリ、ニューヨーク、東京、シンガポール、ドバイ、サンフランシスコ、バルセロナ、アムステルダムが占めた。韓国ではソウル(10位)、釜山(67位)と100位以内に2つの都市がランクインした。特に、ソウルは2023年の26位から今年10位に急上昇し、韓流などの文化的影響力が大きく作用したと分析された。
また、釜山が100位以内にランクインしたのは今回が初めてだ。釜山は自然環境と現代的な都市インフラが調和している点が高く評価された。この報告書では、釜山を韓国のマイアミと評価し、多くの国内外旅行者が休息のために訪れる場所であると説明した。また、国際的なイベントや文化活動が釜山の魅力をより高める役割を担っていると強調した。
釜山観光公社によると、釜山を訪問した外国人観光客数は、新型コロナウイルス流行前の2019年と比べて、90%のレベルまで回復したことが分かる。
釜山は昨年、世界的なオンライン旅行会社Trip.com(トリップドットコム)が選定した「人気急上昇旅行地グローバルTOP2」に選ばれただけでなく、ナショナルジオグラフィックが選定した「2023年息をのむほど美しい旅行地と旅行体験25」にアジア都市の中で唯一ランクインした。また、6月にはニューヨーク・タイムズ紙が紹介した美しいビーチを持つ都市5ヵ所のうち1つにも選ばれた。
こうして、釜山市は2026年までに外国人観光客300万人を招致するという目標を掲げた。釜山市は、13日にウィンダムグランド釜山で開催された「第19回釜山未来革新会議」でパク・ヒョンジュン釜山市長は「グローバル観光ハブ都市へ飛躍するためのビジョンと戦略」を発表した。
釜山市の戦略は、総5部門、15の課題で構成されている。まず、世界が注目する観光魅力都市造成を目指に、文化観光、ワーケーション、夜間観光、グルメ観光など釜山だけが持つ最高級の観光コンテンツを育成することにした。
また、世界観光機関(UNWTO)アカデミーおよび総会誘致と国際観光サミットの拡大などを通じて、グローバル観光都市として先導的な役割を果たす戦略も発表した。さらに、外国人観光客専用のビジット釜山パス、釜山ペイ(BUSAN Pay)の活性化と、釜山市内観光バスの路線の多様化なども推進する計画だ。
一方、パク市長は「釜山のブランド価値が急上昇し、世界が注目する観光都市として浮上している」とし、「コロナ過で減少した外国人観光客の回復とともに、消費額も急増しており、今が釜山観光成長のゴールデンタイムだ」と述べた。
「2024年仕事と旅行に適した都市ランキング」
1位. ロンドン(イギリス)
2位. パリ(フランス)
3位. ニューヨーク(アメリカ)
4位. 東京(日本)
5位. シンガポール(シンガポール共和国)
6位. ドバイ(アラブ首長国連邦)
7位. サンフランシスコ(アメリカ)
8位. バルセロナ(スペイン)
9位. アムステルダム(オランダ)
10位. ソウル(韓国)
67位. 釜山(韓国)
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