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2024年11月25日月曜日
ホームライフスタイル認知症の発症を半分近く予防可能!視力低下や高コレステロール血症改善がカギ

認知症の発症を半分近く予防可能!視力低下や高コレステロール血症改善がカギ

視力の低下や高コレステロール血症などのリスク要因を改善することで、全世界で認知症の発症を半分近く予防または発症を遅らせることができるとの研究結果が発表された。

7月に英メディアの「ガーディアン」や「BBC」によると、国際的に著名な認知症専門家27名が参加する「ランセット認知症委員会」は、この研究結果を医学ジャーナル「ランセット」およびアルツハイマー協会の国際会議を通じて発表したという。同委員会は2020年に認知症のリスク要因として挙げた「低教育水準」、「難聴」、「高血圧」、「喫煙」、「肥満」、「うつ病」、「運動不足」、「糖尿病」、「過度の飲酒」、「頭部外傷」、「大気汚染」、「社会的孤立」の12項目に加えて、今年から「視力低下」と「高脂血症」の2項目を追加した。委員会は、幼少期から始まり生涯にわたって持続する可能性のある14のリスク要因を改善することで、認知症の発症を約45%予防または発症を遅らせることができると明らかにした。

遺伝的要因を除いた場合、予防可能な認知症の発症原因としては、主に「難聴」(7%)と「高脂血症」(7%)が挙げられる。また、「低教育水準」(5%)、「社会的孤立」(5%)、「うつ病」(3%)、「頭部外傷」(3%)、「大気汚染」(3%)も重要なリスク要因とされている。ランセット認知症委員会は、「認知症のほぼ半分は、理論的にはこの14のリスク要因を排除することで予防できる」とし、「この発見は希望を与える」と評価している。

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