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2024年11月22日金曜日
ホームライフスタイル有酸素運動の常識を覆す? 無酸素運動が心血管・代謝疾患リスクを低下させる理由とは

有酸素運動の常識を覆す? 無酸素運動が心血管・代謝疾患リスクを低下させる理由とは

引用=Newsis

有酸素運動と無酸素運動の心血管、代謝疾患リスク低下の効果を明らかにした研究結果が公開された。

韓国のセブランス病院家庭医学科のイ・ジウォン教授、江南(カンナム)セブランス病院ヘルスチェックアップのソン・ユヒョン教授、延世(ヨンセ)大学医学部医生命システム情報学教室のイ・イェジ博士、パク・ジュンヒョン内科のキム・ミンヒョ副院長を含む研究チームは21日、心血管及び代謝疾患リスクを低下させるためには、有酸素運動よりも無酸素運動が効果的であると発表した。

研究チームは、有酸素運動と無酸素運動が19歳以上の成人の心血管疾患、代謝疾患および12~18歳の青少年の代謝疾患にどのような影響を与えるかを調査した。

国民健康栄養調査のデータを利用し、成人13,971人と青少年1,222人を、両方の運動を行うグループ、無酸素運動のみを行うグループ、有酸素運動のみを行うグループ、両方の運動を行わないグループの4つのグループに分けた。

成人グループでは、糖尿病などの代謝疾患と高血圧発症リスクが低い順は、すべての運動を行うグループ、無酸素運動グループ、有酸素運動グループ、両方の運動を行わないグループであった。無酸素運動グループと有酸素運動グループを比較したところ、無酸素運動グループは体格指数、ウエスト周囲、血圧、コレステロール、インスリン抵抗性などで低い数値を示した。無酸素運動グループは有酸素運動グループよりウエスト周囲が2.1㎝、血圧が1.7㎜Hg、コレステロールが3.0㎎/㎗、血糖が2.51㎎/㎗、インスリンが0.41IU/ℓそれぞれ低かった。疾患有病率でも無酸素運動グループが優れた結果を示した。無酸素運動グループはメタボリックシンドローム、高血圧、糖尿病、異常脂質血症の有病率がそれぞれ31%、27%、19%、20%低下した。

青少年グループでも同様の結果が確認された。無酸素運動のみを行ったグループは有酸素運動のみを行ったグループよりもコレステロール、低密度リポタンパク質の数値が低かった。コレステロールと低密度リポタンパク質の数値はそれぞれ10.2㎎/㎗、8.5㎎/㎗低かった。

イ・ジウォン教授は「成人、青少年ともに無酸素運動のみを行うグループが有酸素運動のみを行うグループに比べて心血管、代謝疾患リスクが低かった」と述べ、「これまで有酸素運動の重要性が主に強調されてきたが、無酸素運動がもたらす代謝的利点が今回の研究で証明され、両方の運動を行うグループが最も良い結果を示した分、両方の運動をバランスよく行うことが重要である」と述べた。

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