1日に4杯以上のコーヒーを飲む習慣は、健康な人にも深刻な危険をもたらす可能性があるという研究結果が発表された。
15日(現地時間)アメリカのニューヨーク・ポストは、最近アメリカ心臓協会の年次会議で発表された研究内容を引用し、カフェインを1日400mg以上摂取することは、心臓病のリスクを増加させる可能性があると報じた。
カフェイン400mgはコーヒー約4杯分、炭酸飲料10缶分、エナジードリンク2本分に相当する量である。
同日メディアは、インドのザイダス医科大学のナンシー・カガタラ博士の発言内容を用いて「定期的なカフェイン摂取は副交感神経を乱し、血圧や心拍数を上昇させる可能性がある」と述べ「自律神経系に影響を与えることで、健康な人も高血圧や心血管疾患のリスクにさらされる可能性がある」と警告した。
また「心臓の健康改善において、この問題に対する認識を高めることは不可欠である」と強調した。
この研究には、18歳から45歳までの健康な成人92名が参加し、そのうち約20%が毎日400mg以上のカフェインを摂取していることが明らかになった。
400mg以上の量を毎日摂取する場合、時間が経つにつれて心拍数と血圧がかなり上昇することが確認された。特に、コーヒー約6〜7杯分にあたる1日600mg以上のカフェインを摂取する人の場合、心血管の健康により大きな影響を及ぼすことが明らかになった。
アメリカ食品医薬品局(FDA)は、一般的に1日400mgのカフェイン摂取が健康な成人に危険を及ぼすということではないとしつつも、一部の人々はカフェインに敏感に反応する可能性があると警告した。
一方、他の研究ではコーヒーが特定の癌リスク減少や気分転換など、肯定的な効果も与えるという。
2021年の研究によると、4時間ごとに75mgのカフェインを摂取することは継続的な気分転換となり、コーヒーの香りが記憶力向上に効果的だということが明らかになった。
しかし、今回の研究結果はカフェイン摂取の危険性を明確に強調させたものであり、適正量を超えないことが重要であると再認識させる機会となった。
写真=ニュース1