過体重だけでなく高血圧とコレステロール値に健康の赤信号が点灯していた40代女性が、たった一つの変化で健康を取り戻したという話が伝えられ注目を集めている。
8日、アメリカの新聞ニューヨーク・ポストは、6ヶ月で11㎏の減量に成功した40代女性、ジェシカ・ミラーのダイエット秘訣を公開した。
報道によると、コネチカット州に住むミラーはあまり歩かず、座って過ごすことが多く、自身の健康にそれほど興味がなかった。そんな彼女がダイエットを決意したきっかけは、健康診断の結果であった。
当時彼女は過体重のため、コレステロールと血圧が高く、薬を服用しなければならない状態だった。彼女は「何も良くなかった。特にコレステロールと血圧がひどかった。とにかく体重を減らさなければならなかった」と述べた。
このような彼女の状態に対して医師は、運動と、血圧およびコレステロールの薬という選択肢を示し、彼女は薬の代わりにウォーキングを選んだ。
一日の歩数が家での生活程度だった彼女は10分、20分と歩く時間を徐々に増やし、平均歩数を1万歩にした。彼女は午前5時に起きて外で散歩することを楽しみ、寒い日や天気が良くない時はショッピングモールなどの屋内を歩いた。また、可能な限り運動として歩いて移動することを選んだ。
すると彼女に変化が現れた。6ヶ月で11㎏の減量に成功し、血圧とコレステロール値も著しく低下した。
彼女は「歩くことが私の健康を良くするのに役立った」と述べ、「食事も気をつけているが、私は食べることが好き。だから歩くことがさらに役立ったと思う」と伝えた。
また、ウォーキングをすることで、コーヒーを飲む回数も減ったと言い「一日に20杯飲んでいたが、今は最初の一杯を飲む前に、水筒にいっぱいの水分を補給し、コーヒーもデカフェに変えて徐々に2杯に減らしていった」と説明した。
また彼女は「今では運転の代わりに歩くように努力している。どこかに歩いて行くと帰り道も歩かなければならない。そうすれば、もっと歩ける」と付け加えた。
実際に専門家たちは、ウォーキングが健康にポジティブな効果をもたらしながらも、簡単にできる運動であると話している。アメリカ心臓協会（AHA）は毎週ウォーキングのような中ぐらいの強度の有酸素運動を150分行うことを推奨し、1日21分のウォーキングは心臓病や2型糖尿病のリスクを減少させ、肥満を予防すると明らかにしている。
写真＝Pixabay