シンプルなレシピだが、深い味わいの「テンジャンチゲ(味噌チゲ)」は韓国を訪れる日本人旅行客の間でも定番メニューとなっている。
「テンジャン」とは韓国味噌を指し、テンジャンチゲは日本の味噌汁のような代表的な家庭料理だ。
また、焼肉店でサムギョプサルなどのお肉や白米と一緒にテンジャンチゲを食べれば、お肉の脂っこさも中和してくれる最高のシメの一品の1つである。
ここでは有名な焼肉店でも使用されているテンジャンチゲのレシピについて紹介したい。
材料は、テンジャン小さじ1、サムジャン小さじ2、唐辛子粉小さじ1、ニンニクのみじん切り小さじ1/2、出汁2カップ(だしは魚介の出汁でも肉類の出汁でもよい)、豆腐1パック、青唐辛子、ズッキーニ、玉ねぎ、ネギ、キノコ類である。
「サムジャン」はテンジャンとコチュジャンをブレンドし、ごまやにんにく、砂糖を加えて甘みとコクを引き出した合わせ調味料だ。
野菜類は適量を準備し、好みに合わせて様々な野菜を入れてもよいだろう。
まずは豆腐や野菜類を一口サイズに切る。
鍋にだしを入れて煮立ったら、テンジャン、サムジャン、唐辛子粉、ニンニクのみじん切りを入れて、混ぜながらさらに火にかける。
もし、コクを足したい場合には、味の素などの旨味調味料を加えてもよいだろう。
アクはしっかりと取り除こう。
スープがグツグツと煮立ったら、野菜を入れて野菜が柔らかくなるまでしっかりと煮る。
すべての野菜に火が通ったら、完成だ。
特別な具材は入っていないが、シンプルだからこそ野菜の旨味も際立ち、白米のお供にもバッチリの焼肉店のテンジャンチゲだ。
ごはんをスープに入れて雑炊風に食べてもおいしい。
季節の変わり目となる今、風邪をひいた時にもテンジャンチゲはおすすめだ。