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子どもたちの近視率が36%に急増、新型コロナの影響と屋内活動の関連性

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世界中の子どもの視力が低下しているという研究結果が発表された。

引用=shutterstock

 24日(現地時間)、英国メディアBBCの報道によれば、中国の研究チームは英国眼科学会誌(British Journal of Ophthalmology)に掲載した研究論文で、世界中の子どもたちの近視率が36%に達していることを明らかにした。これは1990年と比較して3倍に増加した数値だ。

子どもの近視が急激に増加する現象は、新型コロナウイルスのパンデミック以降に顕著になった。研究チームは、封鎖政策により屋内で過ごす時間が増え、スクリーンを見つめる時間が増加したことが主な原因であると指摘している。

また、研究チームは、屋外での活動時間が少ない女児が男児よりも近視の割合が高くなる可能性があると分析している。さらに、2050年までに世界中の子どもの半数が近視を抱えることになるかもしれないと警告している。

研究結果によると、日本の子どもたちの85%、韓国の子どもたちの73%が近視を患っていることがわかった。一方で、英国と米国の子どもたちの近視率はわずか15%に過ぎなかった。

東アジア地域の子どもたちの近視率が特に高い理由として、幼少期から始まる教育が挙げられる。たとえば、シンガポールや香港では2歳から教育が始まり、これが子どもたちの目の筋肉に大きな負担をかけている。

逆に、アフリカの子どもたちは6歳から8歳の間に教育を開始するため、近視率はアジアよりも7倍低いことが示されている。

近視は遠くが見えにくい状態を指す。主に目の構造的な変化や環境的要因によって引き起こされる。子どもたちが近視を予防するためには、屋外での活動を増やし、スクリーンの使用時間を減少させることが重要だ。

研究チームは、これらの予防措置が近視の増加を抑制するのに役立つと強調している。

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