メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ メインメニューへスキップ(下段)

65歳以上でベジタリアンはむしろ逆効果?食事に欠かせない食材とは

ウィキツリー アクセス  

年を取ると、野菜中心の食事に魚を加えるべきだという研究結果が発表された。

引用:shutterstock

 昨年8月、アメリカのロマリンダ大学の研究チームが国際学術誌「臨床栄養学会誌(American Journal of Clinical Nutrition)」に発表した研究結果によると、中年まで植物性の食事を実践することで、疾病発症リスクが低下するなど健康に良い効果があるが、65歳以上では逆効果をもたらす可能性がある。

研究チームは、成人8万8400人を約11年間にわたり追跡調査した。参加者は、食事の内容に基づき、肉食主義、準菜食主義、魚を食べる菜食主義、乳製品と卵を食べる菜食主義、ビーガンに分類された。

追跡調査期間中に1万2515人が死亡し、菜食主義は肉食主義よりも全ての原因による死亡リスクが11%低かった。各疾患別の発症リスクは、腎不全48%、感染症43%、糖尿病49%、虚血性心疾患27%と、それぞれ低い数値となった。

また、ビーガン、準菜食主義、魚を摂取する菜食主義など、さまざまなタイプの菜食主義も、肉食主義に比べて全体的な死亡リスクが低いことが確認された。死亡リスクは、魚を摂取する菜食主義が18%、乳製品と卵を摂取する菜食主義が15%、ビーガンが3%それぞれ低かった。

しかし、65歳以上の高齢者が菜食を実践することは逆効果を引き起こす結果となった。年配の菜食主義者は、そうでない人々に比べて神経系疾患による死亡リスクが高かった。各疾患における死亡リスクは、脳卒中17%、認知症13%、パーキンソン病37%であった。

研究チームは、菜食が脳の健康に重要な栄養素である不飽和脂肪酸の不足を招くと分析した。不飽和脂肪酸は、脳機能の維持と神経保護において重要な役割を果たすという。

また、研究チームは、食事にサーモンやサバなど、オメガ3が豊富な脂肪魚を追加することで、神経系疾患の発症リスクを低下させることができると述べている。オメガ3は魚の細胞膜に含まれる脂肪の一種で、炎症や酸化ストレス反応を減少させ、アルツハイマー病や認知症の予防に役立つ。

英国栄養協会は、「オメガ3は卵、ナッツ、種子類にも含まれているが、脂肪魚に含まれる量に比べてはるかに少ないため、老年期の脳の健康を守るためには、食事に魚を追加することが効果的だ」と述べた。

オメガ3は特にサーモン、サバ、イワシなどの脂肪魚に豊富に含まれており、これらの魚は炎症を減少させ、脳機能を保護する上で重要な役割を果たす。

また、ビタミンB12のような栄養素も年齢とともに重要性が増す。ビタミンB12は赤血球の生成や神経機能の維持に不可欠であり、菜食主義はこのビタミンが不足する可能性があるため、補充が必要である。

ビタミンB12は主に動物性食品に多く含まれており、高齢者はその吸収能力が低下する可能性がある。

ウィキツリー
editor@kangnamtimes.com

コメント0

300

コメント0

[ライフスタイル] ランキング

  • 1年間の測定で判明、持久系アスリートのエネルギー消費の限界
  • 「歯科医も警告」歯が無くなる食べ物ワースト3、炭酸水とドライフルーツを”超えた”最悪の1位とは?
  • 「40代から代謝が落ちるは誤解だった?」科学誌が突きつけた“本当の原因”
  • 「いつもの習慣」が引き金に、冬のシャワーに潜む体調リスク
  • 妊娠中の食事だけじゃなかった、母が嗅いだ匂いが子どもの肥満体質を決める可能性
  • 「30歳以上の半数が歯周病!?」歯科専門医が”絶対に”しない、9つの行動とは?

こんな記事も読まれています

  • 生産中止から4年…WRX STIに“復活シグナル”、試されるのはファンの熱量?
  • 「大径ホイールの罠?」見た目は最強でも、ポットホール一発で財布が割れる
  • 「一般トヨタ店では買えない」GR GT、販売は“厳選レクサス店”に集約へ?
  • GM車3,500台がリコール対象、欠けていたのは説明書1冊
  • 「飲酒運転」クァク・ドウォン、Story Jとの復帰説浮上…「面談は事実だが契約段階ではない」
  • 【衝撃】0歳児を抱いたまま入浴中に”居眠り”、救急搬送も悲劇の結末
  • 「氷の都が溶けている!」ハルビン氷祭り、異常高温で“氷の造形物”が危機的状況に
  • 「お前に使ったお金、全部返せ!」婚約者の“大食い”にキレた男、デート費用全額返還求め提訴

こんな記事も読まれています

  • 生産中止から4年…WRX STIに“復活シグナル”、試されるのはファンの熱量?
  • 「大径ホイールの罠?」見た目は最強でも、ポットホール一発で財布が割れる
  • 「一般トヨタ店では買えない」GR GT、販売は“厳選レクサス店”に集約へ?
  • GM車3,500台がリコール対象、欠けていたのは説明書1冊
  • 「飲酒運転」クァク・ドウォン、Story Jとの復帰説浮上…「面談は事実だが契約段階ではない」
  • 【衝撃】0歳児を抱いたまま入浴中に”居眠り”、救急搬送も悲劇の結末
  • 「氷の都が溶けている!」ハルビン氷祭り、異常高温で“氷の造形物”が危機的状況に
  • 「お前に使ったお金、全部返せ!」婚約者の“大食い”にキレた男、デート費用全額返還求め提訴

おすすめニュース

  • 1
    中国軍、ついに米国の裏庭へ?キューバ・メキシコ湾を想定した異例の戦争シミュレーション

    ニュース 

  • 2
    GDP4.3%の好景気、それでも生活は苦しい…“トランプ黄金時代”のカラクリ

    ニュース 

  • 3
    「習近平の大粛清が止まらない」...防衛産業のトップ8人が失脚!中国軍に恐怖拡散

    ニュース 

  • 4
    反腐敗の名で次々失踪…中国軍エリートが姿を消す理由とは

    ニュース 

  • 5
    ロシア軍酷評「撃てば壊れる」...北朝鮮供与の“旧式砲D-74”、前線で故障続出!

    ニュース 

話題

  • 1
    1995年を知る人ほどザワつく…大阪中心部で起きた“不気味すぎる現象”

    トレンド 

  • 2
    米外交、ここまでやるのか…プーチンの盟友に肥満治療薬まで用意

    ニュース 

  • 3
    「一生に一度の機会」のはずが重労働19時間…これが米国流“文化交流”

    ニュース 

  • 4
    「足で蹴って窓を割るしかない」非常時の脱出が困難、テスラモデル3を米当局が調査

    モビリティー 

  • 5
    「我々も米国のように!」中国が誇る“福建艦”、電磁式カタパルトの“加速力”誇示

    ニュース 

シェア

[cosmosfarm_share_buttons url="https://dailyview.net" title="ピッコン" align="center"]