メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ メインメニューへスキップ(下段)

「ただのストレス」では済まされない?不正出血は見逃さないで!子宮筋腫から子宮体がんまで潜むリスクの実態

川田翔平 アクセス  

引用:セラン病院

生理期間外の出血、いわゆる不正出血は、下着に血が付いたり、排尿時に出血が見られたりする症状を指す。ストレスや不規則な生活、体重の増減などが一時的な原因となることもあるが、様々な疾患によっても引き起こされるため、症状が繰り返される場合は医療機関の受診が望ましい。

韓国・セラン病院産婦人科のソ・ウンジュ科長は「生理期間外の出血に多くの女性が不安を感じるが、不正出血は妊娠や女性ホルモンに影響を与える薬剤の使用、あるいは疾患が原因となることが多い」と指摘。「特に受診が必要なケースとしては、子宮や卵巣の疾患が疑われる強い月経痛を伴う場合や、経血量の急激な変化、炎症症状がある場合、また閉経後の出血が認められる場合」と29日に述べた。

正常な月経は21~35日周期で約7日間の出血期間とされる。月経血は約1週間続く暗赤色の出血であるのに対し、不正出血は一過性で褐色またはピンク色の出血として現れることが多い。不正出血は着床出血や排卵出血、子宮外妊娠、流産時にも見られるが、原因疾患として最も多いのは子宮の良性腫瘍である子宮筋腫である。

子宮筋腫は35歳以上の女性の約半数に見られる。健康保険審査評価院の統計によると、2023年時点で子宮筋腫患者は63万人に達している。子宮筋腫には無症状例もあるが、発生部位や大きさにより過多月経、骨盤痛、頻尿などの症状が出現することがある。

発生部位により漿膜下筋腫、粘膜下筋腫、筋層内筋腫に分類され、特に粘膜下筋腫は子宮内膜に近いため出血症状を引き起こしやすい。過多月経により貧血を来す例も少なくない。また、筋腫が増大すると不妊の原因となることもあり、放置すれば子宮全摘出術が必要となる場合もあるため注意を要する。

無症状例では経過観察でよいが、疼痛、過多月経、大量出血、尿失禁などの症状がある場合や、急速な増大など悪性が疑われる場合は手術の適応となる。近年では腹部に2~3カ所、1cm程度の小切開で行う腹腔鏡下手術が急増している。

50代以降や閉経後の女性では、ホルモンバランスの乱れにより子宮内膜増殖症による不正出血を呈する例が多い。子宮内膜増殖症は、子宮内膜の腺組織が異常に増殖する疾患である。不正出血が主症状として現れ、異型細胞を伴う場合は子宮体がんに進展する可能性がある。

一般的に経腟超音波検査で子宮内膜の厚さを評価できる。更年期の正常な内膜厚はホルモン補充療法を行っていない場合5~6mm以下、実施中でも8mm以下とされる。性器出血があり超音波検査で内膜増殖症が疑われる場合は、子宮内膜組織診が必要となる。治療は黄体ホルモン療法が第一選択だが、高齢で異型が強い場合は子宮全摘出術も検討される。

専門医は「不正出血の原因となる子宮・卵巣疾患は、肉眼での判断が困難なため、超音波検査による精査が必要」と述べ、「不正出血はストレスなどによる一時的な症状の可能性もあるが、がんや不妊につながる疾患の可能性も否定できないため、出血量が多い場合や長期化する場合は産婦人科の受診が推奨される」と強調した。

川田翔平
CP-2023-0328@fastviewkorea.com

コメント0

300

コメント0

[ライフスタイル] ランキング

  • 「ちゃんと磨いているのに…」思わず周りを不快にさせてしまう“口臭”はなぜ起きるのか?
  • 知らぬ間に家族を危険に…“水切りカゴ”が最悪の汚染源になるワケ
  • インフルエンザ急増が止まらない、学級閉鎖が連鎖する“初冬の異変”
  • 「肌トラブルの元凶はタオルかも!?」カビと細菌を防ぐ“たった一工夫”
  • 【静かな殺し屋】放っておくと命取り!専門家が明かす「内臓脂肪を真っ先に燃やす」習慣5選
  • 「視界を壊す日常動作」眼鏡レンズが静かに傷む5つの落とし穴

こんな記事も読まれています

  • 「アメリカで囁かれる失望」ホンダ新型、“期待を煽るPRなのに加速はミニバン並み
  • EV停滞を打ち破る“反逆者”たちが登場、2026年“個性爆発EV”が内燃派を動揺させる
  • 「冬の死角が露わに」WD-40を噴射した瞬間、タイヤ接地力が消える“危険な裏ワザ”が炎上
  • 「5年前の事故が今さら再燃」テスラに“1億円超”請求した運転者の告発とは
  • 「私の曲を使うな!」米移民取り締まり映像に“使用中止”を求めたカーペンター「吐き気がする」
  • トランプ「第三世界は不要だ」亡命受け入れを無期限停止と断言
  • 「ウクライナ抜きで何も決めるな!」ゼレンスキー氏、米主導の終戦協議に“透明性”を強く訴える
  • 「欧州は停戦妨害するな!」プーチン氏、欧州に苛立ち露わ「戦争望むなら受けて立つ」

こんな記事も読まれています

  • 「アメリカで囁かれる失望」ホンダ新型、“期待を煽るPRなのに加速はミニバン並み
  • EV停滞を打ち破る“反逆者”たちが登場、2026年“個性爆発EV”が内燃派を動揺させる
  • 「冬の死角が露わに」WD-40を噴射した瞬間、タイヤ接地力が消える“危険な裏ワザ”が炎上
  • 「5年前の事故が今さら再燃」テスラに“1億円超”請求した運転者の告発とは
  • 「私の曲を使うな!」米移民取り締まり映像に“使用中止”を求めたカーペンター「吐き気がする」
  • トランプ「第三世界は不要だ」亡命受け入れを無期限停止と断言
  • 「ウクライナ抜きで何も決めるな!」ゼレンスキー氏、米主導の終戦協議に“透明性”を強く訴える
  • 「欧州は停戦妨害するな!」プーチン氏、欧州に苛立ち露わ「戦争望むなら受けて立つ」

おすすめニュース

  • 1
    中国メディアが挑発!「琉球は中国の属国だった」と沖縄歴史を勝手に再解釈

    ニュース 

  • 2
    愛犬を救うため“殴り合い”へ…男とカンガルーの衝撃バトル、再びネット騒然

    フォトニュース 

  • 3
    「中国の妨害にも負けず!」浜崎あゆみ、“無観客ライブ”敢行「忘れられないステージに」

    エンタメ 

  • 4
    米国、麻薬船2次攻撃で“戦争犯罪”疑惑浮上!ヘグセス長官の“全員殺害指示”報道で党内亀裂

    ニュース 

  • 5
    「投資家の避難先か、プーチンの武器庫か」...金が“戦争”を動かす!世界が知らぬ金の“二面性”

    ニュース 

話題

  • 1
    「ゴミ箱の鶏肉」を揚げて50円で販売…フィリピンの“中古チキン”にSNS大ショック

    トレンド 

  • 2
    「自衛隊、NATO訓練に初参加!」 空挺部隊司令官自ら降下、米英伊と“共同作戦”

    ニュース 

  • 3
    「プーチンの空騒ぎか?」終戦交渉前に“ポクロフスク占領”誇示も実態は不明

    ニュース 

  • 4
    身体を張った“実証実験”が悲劇に…ロシア人トレーナー、極端増量の末に急死

    トレンド 

  • 5
    「ロシア面目丸潰れ!」安価なウクライナ製“スティング”がロシア“最新兵器”を撃墜

    ニュース