157kgの高度肥満だった30代男性が、9カ月で64kgの減量に成功した話が注目されている。
最近、デイリー・メールなど海外メディアは、英国ワイト島在住のレイ・リチャード(34歳)のダイエット成功秘話を詳しく報じた。
リチャードは幼い頃からサッカーをしていたが、20代前半に膝の脱臼を2度経験し、サッカーを断念した。それ以降、活動的な生活スタイルが一変し、さらに精子数が少ないとの診断を受けた後、不妊という現実に直面したことで精神的に落ち込んでいた。
その結果、リチャードは食べ物に慰めを求め、1日に4,500kcalを摂取し、週に4回以上もデリバリーを利用する生活を送った。
このような生活を続けた結果、体重は157kgに達し、BMIは44.4になった。この数値は世界保健機関(WHO)の基準で「高度肥満」に分類される。リチャードはこの状態を10年間維持していたという。
「体に合う服がなく、新しい服を買うたびに大金が必要だった」と彼は語り、このままではいけないとダイエットを決意した。
リチャードはまず、サッカーを取り入れたダイエットプログラムに参加した。そして、週に3回、1時間の有酸素運動を実践し、食生活も大きく見直した。
朝食にはギリシャヨーグルトとグラノーラを取り入れ、1日の摂取カロリーを1,700〜2,000kcalに制限し、デリバリーも月1回に抑えた。
9カ月後、リチャードは64.5kgの減量に成功し、体重は約92kg、BMIは26.2まで低下した。
「以前よりも幸せで、自信に満ちている。今では好きな服を自由に選べるようになった」と彼は満足感を示している。