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2024年12月23日月曜日
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エノキタケの驚くべき健康効果とは?α-リノレン酸とGABAがもたらす心血管疾患予防と免疫強化

エノキタケは晩秋が旬だが、一年中手に入る食品だ。エノキタケの効能を見てみよう。

引用:Shutterstock*この画像は記事の内容と一切関係ありません
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エノキタケは他のキノコと異なり、α-リノレン酸を多く含んでいる。2020年~2022年の韓国農村振興庁が行った研究によると、エノキタケ100gあたり約0.7gのα-リノレン酸が含まれている。α-リノレン酸はオメガ3脂肪酸の一種で、血中コレステロール値を下げ、心血管疾患の予防に効果がある。

イランのテヘラン大学の研究チームは、α-リノレン酸の効果を調べるため、120万人を対象とした41件の研究を分析した。その結果、α-リノレン酸の摂取量が多いグループは少ないグループと比べ、全死因による死亡リスクが10%低く、心血管疾患による死亡確率は8%低かった。1日平均1.6gのα-リノレン酸を摂取したグループが最も効果を得ており、この量はエノキタケ約200gで摂取可能だ。

また、エノキタケにはGABA成分も含まれている。韓国農村振興庁の研究によると、エノキタケ1mLあたり約10~50μgのGABAが含まれており、GABAは脳細胞の代謝機能を促進し、神経を安定させ、血圧調整にも効果がある。

引用:Shutterstock*この画像は記事の内容と一切関係ありません
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一方、エノキタケは白よりも茶色を食べた方が良い。茶色のエノキタケにはβ-グルカンとポリフェノールがより多く含まれているからだ。β-グルカンは免疫機能を活性化し、血中コレステロール値を下げ、脂質代謝を改善して脂肪の蓄積を防ぐ効果がある。

また、茶色のエノキタケには白いエノキタケの約2倍のβ-グルカンが含まれている。ポリフェノールは体内の細胞を攻撃する活性酸素を除去する働きがあり、茶色のエノキタケには白いエノキタケの1.3~1.8倍多く含まれている。

韓国では市販の白いエノキタケの75%が日本産である一方、茶色のエノキタケは100%国内産とされている。

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