高齢者が健康を保つためには、免疫力の管理が重要である。
加齢に伴い食欲や消化機能が低下し、栄養不良が深刻化する傾向がある。特にカルシウム不足は看過できない問題だ。
カルシウムだけでなく、必須栄養素が不足すると感染症や骨粗鬆症など、さまざまな病気へのリスクが高まる。
ビタミンC不足は、風邪などの感染症にかかりやすくなる原因となる。カルシウム不足は骨粗鬆症のリスクを高め、特に寒い季節には転倒による骨折の危険性が増す。
このため、免疫力を向上させるには、多様な栄養素をバランスよく摂取することが大切だ。
厚生労働省は、高齢者に対してカルシウム、鉄分、ビタミンAの積極的な摂取を推奨している。ただし、食事量を単に増やすだけでは高齢者への負担が大きい場合がある。
この点で牛乳・乳製品は有効な選択肢となる。牛乳にはカルシウム、タンパク質、ビタミンD、リボフラビン(ビタミンB2)が豊富に含まれており、水分補給としても効果的だ。
さらに、リゾチームやラクトフェリンといった免疫機能を高める成分も含まれている。リゾチームは細菌の細胞壁を分解し、ラクトフェリンは病原体から体を守り、腸内の善玉菌を増やす効果があるとされる。
牛乳を選ぶ際には、品質確認が重要だ。消費期限や原乳の生産地が明確な製品を選ぶことが望ましい。