冬でも人気の高いイチゴ。美味しさを長く楽しむためには、どのように選び、保存すれば良いのだろうか。
2024年論山イチゴ祭りの公式ウェブサイトによると、イチゴを選ぶ際に大切なのは、色、種、ヘタの3つがポイントだという。
まず、全体が鮮やかな赤色で、ヘタの近くまでしっかり色づいているものが良い。艶のあるものは特に新鮮な証拠だ。
次に、表面の種が均等に並んでおり、変形のないものを選ぶのがポイント。逆に、種が飛び出してデコボコしているものは、味が落ちている可能性が高い。
さらに、ヘタの状態も重要だ。果実とは反対方向に軽く反り返ったヘタを持つイチゴは、甘くて新鮮だと言える。ヘタの色は鮮やかな緑色で、弾力が感じられるものが良い。先端が柔らかくなっているイチゴは、長期保存には向かない。
イチゴは水分に触れると傷みやすい果物だ。そのため、水に触れないように保存するのが基本。もし水分がついてしまった場合は、キッチンペーパーで軽く拭き取ると良い。
また、湿気に弱い性質があるため、密閉容器での保存は避けた方が良い。
保存時にはヘタを取らずに置いておくことが重要だ。ヘタを取り除くとイチゴの水分が失われやすくなるためだ。ヘタを下に向けて置き、イチゴ同士が触れ合わないようにすることで、より長く新鮮さを保つことができる。
イチゴはビタミンCを豊富に含み、その含有量はリンゴの10倍にもなる。ビタミンCは副腎皮質の機能を活性化させ、ホルモンバランスを整える働きがある。
また、歯茎から出血しやすい人が摂取すると、その症状改善が期待できる。
さらに、イチゴに含まれるペクチンは腸の働きを促進する。
イチゴの小さな種には冠状動脈疾患を改善する効果があるとも言われている。イチゴのビタミンCの抗酸化作用も優れており、体内の酸化を防ぐ役割を果たす。
ただし、イチゴにも他の食品と同様に副作用がある。
人によってはアレルギー反応を引き起こすことがあり、症状として痒みや発疹、呼吸困難などが現れることがある。また、過剰摂取すると食物繊維の取りすぎによる消化不良や下痢を引き起こすこともある。さらに、血液凝固を防ぐ薬を服用している場合は、イチゴの摂取を控えた方が良い。ビタミンKが薬の効果に影響を与える可能性があるためだ。