セルフまつエクで眼球摘出、米20代女性が被害
セルフまつ毛エクステンションの施術中に事故が発生し、眼球摘出に至った20代女性のケースが波紋を呼んでいる。
英紙「The Sun」など海外メディアが18日に報じたところによると、被害に遭ったのは米国在住の26歳、ケイトリン・ハンフリー氏だ。
ケイトリン氏は昨年7月、自宅でまつエクを施術中、左目に少量のグルーが入ってしまう事故に遭遇した。目に刺激を感じた同氏は、製品の使用上の注意に従い洗眼を行った。
8カ月続いた激痛…角膜が崩壊
数日が経過しても刺激が治まらず、ケイトリン氏は医療機関を受診。医師からはまつエクのグルーによるアレルギー反応との診断を受け、抗生物質入りの点眼薬が処方された。
しかし、これが悲劇の始まりだった。8カ月経過しても痛みは消えず、今年3月には視界がぼやけ、眼圧上昇の症状も出現したという。
再度、眼科を受診したケイトリン氏だが、医師は異常なしと判断。同じ点眼薬を処方されただけだった。その5カ月後、目覚めた時には既に視界が失われていた。
この時点で医療機関は、感染により角膜がほぼ崩壊している状態だと診断。衝撃を受けたケイトリン氏は視力回復を目指し角膜移植手術を受けるなど、あらゆる治療を試みたが、効果は得られなかった。
手術後に拒絶反応が出現し、最終的に眼球摘出術を受けることとなった。4時間に及ぶ手術後、真珠様の義眼を装着した。
術後1カ月が経過した現在、今後は残された目に合わせた義眼を入れる手術を予定している。
ケイトリン氏は「まつエクのグルーでここまでの事態になるとは夢にも思わなかった」と振り返り、「最初は受け入れ難かったが、今は次第に慣れてきた」と心境を語った。