①建築50周年を迎えたモンパルナスタワー
フランス パリに位置するモンパルナスタワーは、今年で建築50周年を迎えた。
モンパルナスタワーは旅行者の間では人気のある名所である。
エッフェル塔と共にパリのもう一つのランドマークとなったが、市民には「目障りなもの」とも呼ばれる建物でもある。まだまだパリのスカイラインに欠点を残していると評価されている。
50年も経ったが、建物そのものに対する非難は絶えないが、市民たちは都心に位置するモンパルナスタワーがパリの景観を損なっていると考えている。
1973年に建築されたモンパルナスタワーは、高さ210mで当時のパリで最も高い建物だった。
2011年にラデファンスのファーストタワーが完成すると、2位に後退した。
中心部にそびえ立つモンパルナスタワーは、都市の近代化を目指す都市再生プロジェクトの一環として建てられた。
建築当時からもパリには合わないという意見が大多数だった。
パリの都心はほとんどが平均6階程度の低層建築が密集しているのに対して、その間に一人だけ高くそびえ立つ59階のモンパルナスタワーは、恐ろしいという意見が多かった。
市民たちの反対意見が多かったが、パリ市当局は計画通り工事を進めた。
その結果、市民たちはモンパルナスタワーを「怪物の塔」と呼ぶようになった。
市民たちはモンパルナスタワー展望台に行かなければモンパルナスタワーが見えないため、最も美しい展望台と冗談のように言っている。