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2025年01月30日木曜日
ホームライフスタイル咳が2ヶ月以上続いているあなたへ、 放置すると重症化する可能性のある5つの疾患とは?

咳が2ヶ月以上続いているあなたへ、 放置すると重症化する可能性のある5つの疾患とは?

寒い冬になると、咳をしている人をよく見かける。一般的に咳は風邪が原因だと思いがちで、風邪薬で治療しようとする人が多いが、もし8週間以上続く咳が持続する場合は、病院を受診することをお勧めする。慢性咳はほとんどが明確な原因によって引き起こされるからだ。

引用:Shutterstock*この人物は記事の内容とは一切関係ありません
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1. 後鼻漏症候群

慢性咳の主要な原因の一つが後鼻漏症候群だ。鼻水が喉に流れ込み、喉を刺激して咳を引き起こす。特に夜寝ると症状が悪化することが多い。鼻づまりや喉の違和感も併発する。後鼻漏症候群による咳は、アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎の人によく見られる。塩水で鼻を洗浄することが症状の緩和に役立つ。また、急激な温度変化を避け、水分を十分に摂取することも効果的だ。

2. 咳喘息

夜間に咳が頻繁に出る場合、咳喘息を疑うことができる。この喘息は、呼吸困難や喘鳴(ゼーゼー音)を伴わず、咳だけが続く状態だ。主に痰がない乾いた咳が特徴だ。咳型喘息の症例はアトピー性皮膚炎の患者によく見られ、特に夜間に症状が悪化する傾向がある。病院での気管支誘発試験により診断され、気管支拡張薬や抗ヒスタミン薬、ステロイド薬などを使用して治療が行われる。

3. 慢性閉塞性肺疾患(COPD)

朝方に咳がひどい場合、慢性閉塞性肺疾患(COPD)の可能性がある。COPDは、気管支から肺胞に至る気道が狭くなり、正常に呼吸することが難しくなる疾患だ。主要な症状は咳、喘鳴、呼吸困難で、特に喫煙者に多い。喫煙により肺に慢性的な炎症が起き、その結果、肺気腫が発症し、息切れを引き起こす。

4. 胃食道逆流症

胸やけが伴う場合、胃食道逆流症を疑う必要がある。胃食道逆流症や女性ホルモンの過剰分泌により、咳を誘発する受容体が集まる喉頭が過敏になり、慢性咳症状が現れる。胃の内容物が食道に逆流して胸の中が焼けるような痛みや違和感、喉に異物感を感じることが特徴だ。医療機関で検査を受け、原因を特定した後、喉を刺激する習慣を改善することが有効だ。喫煙、スナック菓子の食べかすを食べる、長時間話し続けるなど、原因は様々だ。咳が出そうなときは他の行動をして咳を抑える練習を行い、薬物治療と併用することで症状の改善が期待できる。

5. その他の原因と対策

慢性咳は、一部の薬剤、喫煙、肺炎や肺がんなどによって引き起こされることもある。咳の原因となる疾患を特定し、治療を行うことが最も重要だ。もし原因が特定できなければ、咳を抑制する対症療法が行われることになる。

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