9.2 C
Tokyo
2024年12月27日金曜日
ホームライフスタイルヒント「Y, B, H?」飛行機の搭乗券の中のアルファベットの意味は?

「Y, B, H?」飛行機の搭乗券の中のアルファベットの意味は?

①搭乗券の大文字アルファベットの秘密

飛行機搭乗券のアルファベットの真実/出典:outwithryan

空港はいつ行っても活気が感じれてワクワクするところである。
飛行機の搭乗券を発行すると、必ずパスポートの間に挟んで認証写真も欠かせない。

私たちが搭乗券を見るときは、搭乗口や座席くらいしか確認することになるが、この搭乗券にも秘密があることをご存知だろうか。今日は、搭乗券に刻まれたアルファベットの意味をご紹介したい。

飛行機の搭乗券には、個人情報、航空情報、搭乗情報などが記載されているが、右端にパスワードのように書かれた大文字のアルファベットも確認できるはずである。
Y、G…毎回違うアルファベットの本当の意味は何だろう。

このアルファベットは、別名「予約クラスコード」と呼ばれている。

出典:iStock

飛行機の座席クラスは大きくエコノミー・ビジネス・ファーストクラスの3つに分けられるが、この分類が全てではない。
機内座席の中で最も安いエコノミー席にも複数のクラスが存在する。
これを示すのが、飛行機の搭乗券の中のアルファベットで、このアルファベットが予約クラスコードを意味する。
同じ座席クラスでも、航空券購入時に支払った料金によって適用される予約クラスが異なる。

特にエコノミークラスは多数の乗客が搭乗するため、予約クラスが10段階以上細分化されてる。
ビジネスクラスとファーストクラスにもそれぞれ3~4段階がある。

韓国の主要航空会社を例に挙げると、大韓航空はエコノミークラス16段階-ビジネスクラス7段階-ファーストクラス4段階、アシアナ航空はそれぞれ15段階-7段階-4段階に分類している。 つまり、大韓航空はなんと27等級、アシアナ航空も26等級に達するのである。

しかし、ほとんどはこいうことを知らない。
予約クラスが違っても、実際の飛行機に搭乗したときのサービスに大きな違いがないので、わざわざ知らなくても構わないからである。
それでは、航空会社がこのように細かく予約クラスを分けて搭乗券を管理する理由は何だろう。

②収益を最大化するための戦略

탑승권出所 : 大韓航空

実はこのアルファベットの中には、収益を最大化するための航空会社の料金戦略が隠れている。
飛行機で売れない席は在庫ではなく、すぐに損失につながるため、できるだけ多くの顧客が搭乗券を購入するように価格とサービスを調整すること。

基本的に空席を最小限に抑えて収益を最大化するためである。
だから、同じ座席クラスでも航空券の購入価格によって予約クラスが細かく分かれている。

時折、同じ飛行機なのに搭乗券の価格が違うことに抗議するお客様がいるのだが、このような時は予約クラスを確認すると理解できる。 予約クラスのアルファベットは航空会社によって少しずつ異なるが、国際民間航空協会が指定した基準コードの範囲を大きく外れることはない。

탑승권出典 : 大韓航空

一般的にYはエコノミークラスの中で最も高い金額を支払ったことを意味である。
変更オプションが最も多く、エコノミークラスが満席の場合、またはオーバーブッキングされた状況でビジネスクラスが空いている場合、Yクラスの乗客は昇格候補の第一候補になる。

K、L、Uなどはアーリーバードチケットに該当する。
比較的安価であるが、有効期限が短く、変更には制限が多い。

Gは通常団体割引が適用された搭乗券であるが、旅行会社で団体で購入して安く売っているかなりの数がこれに該当する。
これより下のクラスの搭乗券は、日程が迫ってきて残席を埋めるために処分するいわゆる特価の格安搭乗券がほとんどである。
全然返金されず、日程変更もできない場合が多い。

また、アルファベットで表される航空券は、変更制限が多い。

また、アルファベットによってマイル加算率も千差万別。上の写真は大韓航空のクラス別加算率である。
Yを含む通常価格の搭乗券のほとんどはマイルが100%加算されるが、Gはマイル加算率が80%である。

Tは、アーリーバード特価または旅行会社で格安搭乗券を購入した場合で、積算率が70%に落ちるが、
Xは全額マイルで購入した搭乗券または航空会社の関係者や家族に提供される搭乗券で全く積算されていない。

③格安航空会社の場合

탑승권出典 : エア釜山

それでは、格安航空会社はどうでだろう。

格安航空会社の搭乗券にも予約クラスは存在するが、メジャー航空会社ほど細分化されているわけではない。

割引を多く受けた搭乗券ほど変更手数料が上がるだけで、その他のサービスに違いはない。
結局、予約クラスが異なる場合、実際の搭乗には大きな違いはないが、航空券の払い戻しや変更の場合とマイルの獲得などのサービスや特典の面で違いを設けているのである。

しかし、航空会社は予約クラスによる詳細な特典の違いを全面的に公開していない。
結局、お客様がオンラインで発行されたE-チケットで自分の予約クラスを事前に確認し、個別に問い合わせれば知ることができる。
飛行機に乗る前に自分の予約クラスについて知っていることも丁寧な旅行の出発点になれるだろう。

記者 ソ・ソンミン(fv_editor@fastviewkorea.com)

関連記事