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2025年02月01日土曜日
ホームライフスタイルヒント毎日使うシャワーボール、実は「皮膚病の温床」に? 医師が教える正しい洗面用具の管理法

毎日使うシャワーボール、実は「皮膚病の温床」に? 医師が教える正しい洗面用具の管理法

トイレは歯磨きやシャワーなど、日常的な健康管理と密接に関係する重要な空間だ。しかし、トイレで使うアイテムを適切に管理しないと、さまざまな病気に感染する危険がある。毎日使うシャワーボール、歯ブラシ、タオルを放置した場合に起こりうる問題と、それぞれのアイテムの管理方法について詳しく紹介する。

引用:Shutterstock*この画像は記事の内容とは一切関係ありません

シャワーボール

シャワーボールは豊かな泡を作るための道具で、カビや細菌が繁殖しやすい。洗浄や乾燥を十分に行わないと、角質や細菌がシャワーボールに残り、皮膚の病気を引き起こす可能性がある。特に、湿気の多いトイレにシャワーボールを保管すると、細菌が活発に繁殖する。シャワー後にはシャワーボールを丁寧に洗浄し、トイレの外で保管することが推奨される。また、少なくとも2ヶ月に1回は交換することが望ましい。

歯ブラシ

歯ブラシは口の中の細菌を運ぶため、細菌の繁殖リスクが高い。トイレの高い湿度は、細菌の繁殖を促進する原因となる。研究によると、トイレで1ヶ月間保管した歯ブラシの細菌数は149.46CFU(コロニー形成単位)に達し、これは公共トイレの便座と同じ程度の細菌数だ。歯磨き後には歯ブラシを丁寧に洗浄し、トイレの外で保管するか、3ヶ月ごとに交換することが勧められている。歯ブラシに残った細菌は、歯磨き前後に熱湯や酢で消毒するか、原液のマウスウォッシュに5分ほど浸けておくと、殺菌効果を得られる。

濡れたタオル

濡れたタオルはトイレのカビや病原菌の主な温床となる。タオルに残った水分や角質、体液が微生物の栄養源となり、タオルの色が変色することもある。アメリカ・シモンズ大学のエリザベス・スコット博士によると、タオルに付着したサルモネラ菌、ノロウイルス、大腸菌などは、最大24時間生存する可能性があるという。そのため、使用後のタオルは頻繁に洗濯することが重要だ。毎日洗濯するのが理想的だが、現実的には難しいので、週1回まとめて洗濯し、濡れた状態で積み重ねず、乾いた状態で集めてから洗うとよい。タオルはトイレの外で保管し、40~60度の温水で洗濯した後、日光などで消毒することも効果的だ。タオルは1~2年ごとに交換し、細菌感染やトラブルを予防することが推奨される。

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