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おならの回数が多いと感じるなら、日々の生活習慣を見直すべきだ。
食後すぐに横になると、逆流性食道炎を引き起こす可能性が高まる。この場合、胃にたまった空気が口から抜けず、腸へ移動し、おならとして出ることがある。特に、早食いの習慣がある人は、食事と一緒に飲み込む空気量が増え、おならの回数も増加しやすい。
このような習慣は便秘の原因にもなり得る。食後すぐに横になると消化器官の運動性が低下し、食べたものが胃を通過する時間が長くなる。また、食後すぐに寝てしまうと、消化活動が十分に行われず、カロリーの消費量が減少し、糖分が脂肪として蓄積されやすくなる。
胃腸の健康を維持するためには、食後2時間はできるだけ体を動かすことが推奨される。食べたものが胃から小腸へ移動するには時間が必要だからだ。軽い散歩や立ったまま過ごすことが理想的だが、どうしても横にならざるを得ない場合は、食後30分ほど経過してから、上半身を少し起こした状態を保つのが望ましい。
もし食後の強い眠気に悩まされているなら、食事の量を見直してみるのも一つの方法だ。消化能力を超える量を一度に食べると、消化のために血液が消化器官へ集中し、眠気を引き起こすことがある。もしそれほど多く食べていないのに眠くなる場合は、糖尿病の可能性を考慮し、一度検査を受けることを検討すべきだ。
