イギリスのある男性が長寿の秘訣を明かした。
イギリス在住のイバン・ペドリーさん(92)は、年齢を感じさせないほど健康的な生活を送っている。その秘訣として彼が挙げたのは「卓球」だった。ペドリー氏は14歳で卓球を始めたが、定年後の60代からより卓球への情熱を深めたという。現在も毎週火曜日と金曜日に卓球場を訪れ、1回3時間、週に約14試合をこなしている。
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20代の若者との試合でも勝てるほどの実力を維持している彼は、「定期的に卓球を続けることこそが健康の秘訣」と強調した。また、自身より年上で卓球を楽しんでいる人を見つけるのは難しいと語り、「生きている限り卓球を続けたい」と述べた。
4日、ヘルス朝鮮はペドリー氏のエピソードを紹介しながら、卓球のメリットを取り上げた。卓球は有酸素運動と筋力トレーニングの両方の効果を兼ね備えたスポーツとされる。縦14m、横7mのテーブルを素早く動き回ることで、1時間あたり約300kcalを消費し、その運動量はサイクリングに匹敵するという。軽くて小さいボールを瞬時に打ち返す動作は運動神経や筋力を鍛え、ボールの回転や方向を見極める動作は脳の活性化にもつながる。特に、卓球マシンを活用すると脳への刺激がさらに高まり、高齢者の認知機能向上にも効果的だという研究結果もある。
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ただし、卓球は主に上半身を使うスポーツであるため、怪我のリスクも伴う。特に、加齢によって肩周りの筋肉や腱が弱くなっている場合、負担がかかりやすい。ボールを打つ際に腕を大きく振る動作は肩の腱に負担を与えやすく、強く打とうとする際の腰のひねりも腰痛の原因になり得る。
これを防ぐためには、プレー前に肩・腕・腰をしっかりストレッチすることが重要だ。また、適切なプレー時間を守り、正しいフォームを意識することも必要となる。過度な力みを避け、日頃からゴムボールなどを使って手首や前腕の筋肉、握力を鍛えることで、怪我のリスクを抑えられる。