消えゆく日本の自然温泉、その理由は?
国内旅行で人気の「露天風呂体験」が難しくなる可能性があるとの報道があった。
先月26日(現地時間)、英BBCは日本の一部温泉地、特に佐賀県嬉野市が水不足に直面していると伝えた。
報道によれば、嬉野市にはホテルや旅館が運営する30以上の温泉がある。この町は元々国内観光客の間で知られていたが、数百万人の訪日外国人の増加により、海外からの旅行者にも広く認知されるようになったという。

観光客の増加に伴い水の使用量が自然と増え、温泉水の供給に支障が出るようになった。このように、露天風呂が消滅の危機に瀕している背景には「オーバーツーリズム」の問題がある。
オーバーツーリズムとは観光地に過剰な数の観光客が訪れ、受け入れの限界を超えて住民の生活に影響を与える現象を指す。
これについて、嬉野市の早瀬宏範副市長は最近の記者会見で「コロナ禍前と比較して観光客が増え、旅館や他の施設での温泉利用も増えている」と語った。
また、村上大祐市長は「温泉水は持続可能だ」と強調したものの、同市内のホテルや旅館では深夜の個室風呂の使用制限が求められているという。
日本の「温泉法」によると、温泉水は地下で熱エネルギーにより加熱され、地上に湧出する際には最低でも25℃以上を保つ必要がある。

実際、日本には現在多くの観光客が訪れており、観光庁の資料によると、昨年の訪日外国人観光客数は過去最高の3,680万人に達した。
これを受けて、先月25日に政府は京都市の宿泊税上限額を1万円に引き上げる条例案を決定し、オーバーツーリズム対策を強化する方針を示した。