全国的に血液の供給が困難な状況が続く中、献血を続けているある警察官の話が話題となっている。
8日、釜山警察庁によると、同庁反腐敗・経済犯罪捜査隊所属のイム警査(41歳)が献血100回を達成し、大韓赤十字社から金色有功章を授与されたと発表した。
イム警部補は高校時代に初めて献血を行って以来、2010年に警察に入職してからも運動と健康管理を行いながら、献血活動を続けてきた。

成人男性の1回の献血量が約400mlであることを考えると、イム警部補がこれまで提供した血液は500mlのペットボトル80本分に相当する。
イム警部補は「採血の針が血管に刺さるたびに緊張しますが、輸血を必要とする市民の助けになれるのであれば、それで十分満足です」と語り、献血の意義を改めて強調した。
また、「健康が許す限り、これからも献血を続けたい」と述べ、献血を続ける意思を示した。イム警査のような継続的な献血活動は、血液供給が困難な医療現場にとって大きな助けとなっている。
一方、韓国の血液管理本部によると、コロナ19以降、団体献血が減少し、韓国内の血液保有量が適正水準を維持するのが困難な状況が続いている。特に冬季や休暇期間中は献血参加率がさらに下がり、血液供給に非常事態が陥るケースが多い。
大韓赤十字社では献血回数に応じて有功章を授与しており、100回の達成は非常に意味のある記録と評価されている。
献血は健康な成人であれば誰でも受けることができ、全血献血の場合、男性は2か月に1回、女性は3か月に1回行うことができる。