
7日(現地時間)、英紙デイリー・メールなどによると、米国のコメディアン、ジェフ・ロス氏(59歳)がアイスクリームを食べた直後にアレルギー反応を起こし、病院に搬送されたという。
6日、ロフ氏は自身のインスタグラムを通じて、顔や唇が大きく腫れたまま病院のベッドに横たわる様子を投稿し、状況を伝えた。カリフォルニア州ミルバレーでの公演後、バンドメンバーと訪れたレストランでブッラータアイスクリームを口にした直後、体に異変を感じたという。
ロス氏は「アイスクリームは美味しかったが、すぐに唇が腫れ始め、一晩中救急室で過ごすことになった。これほど重度のアレルギー反応は初めてだ」と当時を振り返り、医療スタッフへの感謝を述べたうえで、間もなく舞台に復帰する見通しに言及した。
また、アイスクリームのどの成分がアレルギー反応を引き起こしたのかは明らかになっていない。乳製品のブッラータチーズが、乳糖不耐症(牛乳など乳糖を多く含む食品の消化が難しくなる症状)や牛乳タンパク質アレルギーを誘発した可能性があるとされている。

また、ロス氏がインスタグラムに投稿したアイスクリームの写真には、刻んだピスタチオがトッピングされており、このナッツ類もアレルギーの原因となる可能性があると指摘されている。
韓国・ソウル大学病院のN医学情報によると、食物アレルギーは特定の食品に含まれるタンパク質に対し、免疫系が過剰に反応する現象で、「食物過敏症」とも呼ばれるという。
食品にはアレルギー反応を引き起こす成分が含まれることがあり、発症の約9割は卵、牛乳、小麦、大豆、ナッツ類、魚介類によるとされる。その他の食品や添加物によって反応が生じる場合もある。
主な症状は、腹痛、下痢、血便、食欲不振などの消化器症状のほか、蕁麻疹、鼻炎、喘息、偏頭痛、倦怠感など多岐にわたる。まれに複数の臓器に同時に症状が現れるアナフィラキシーショックを引き起こすこともある。