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2024年12月23日月曜日
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人生最高の一枚を撮りに行こう、クアラルンプールのフォトスポットコース

マレーシアのクアラルンプールは、マレー人や中国人、マレーの先住民族など、様々な人々が暮らしている都市である。

宗教もイスラム教、仏教、ヒンドゥー教、キリスト教など、多種多様に混在している。

また、クアラルンプールは1957年の独立前まで、イギリスの植民地支配を受けていたという辛い歴史がある。

多様な文化が集まっているクアラルンプールの歴史は、さまざまな建築スタイルが混ざり合った建物の外観にありのまま表れている。

異国情緒あふれるクアラルンプールのフォトスポットに出発してみよう。

01

国立繊維博物館

National Textile Museum

国立繊維博物館 / 写真=Flickr

建物の前で写真を撮ったり、織物の展示を観覧したりすることのできる国立繊維博物館が最初のコースである。 1896年に建てられ、幾何学的な模様が特徴のイスラム・ムーア様式に建築されている建物だ。朝方に行くと、建物の頂上の白いドームが太陽の光を反射してキラキラと輝く絶景を楽しむことができる。 この建物は、マレーシア連邦の主席建築家だったイギリス人のアーサー・ベニソン・ハバック(Arthur Benison Hubback)が設計したものだという。

ここでは、インドネシアの伝統的な染色技法であるバティック(Batik)や金刺繍などの独特な織物文化、マレーシアの少数民族の衣装風俗、マレーシアの伝統的な装身具などに関する展示を観覧することができる。

ギフト販売店では、地元のデザイナーが作ったバティックの衣類などを購入することができる。入場料は5リンギット(約200円)で手頃な価格となっていて、博物館は毎日午前9時から午後5時まで運営している。


National Textiles Museum

26, Jalan Sultan Hishamuddin, City Centre, 50000 Kuala Lumpur, Wilayah Persekutuan Kuala Lumpur, マレーシア

02

ムルデカ広場

Merdeka Square

ムルデカ広場 / 写真=flickr

クアラルンプール中心部にある、異国情緒あふれる建物が立ち並ぶムルデカ広場に足を運んでみよう。

ムルデカ広場は、マレーシア人にとって特別な意味を持つ場所だといわれている。1957年8月31日にマレーシアが独立宣言をした日、この広場に掲げられていたイギリスの国旗を降ろし、マレーシアの国旗であるジャルール・ゲミラン(Jalur Gemilang)を掲げたからだ。

ムルデカ広場にある国旗掲揚台は、高さ約95mという世界で最も高い旗竿でもある。当広場にある国旗掲揚台やニューヨークのI♥NYを模したI♥KLのオブジェ、また噴水前などが写真スポットとなる。ムルデカ広場には写真スポットがたくさん隠れているため、しっかり見て回るには昼間に訪れるといいだろう。 広場は毎日24時間入場可能だ。


ムルデカ広場

Jln Raja, City Centre, 50050 Kuala Lumpur, Wilayah Persekutuan Kuala Lumpur, マレーシア

03

レストラン・ユソーフ・ダン・ザキール

Restoran Yusoof dan Zakhir

レストラン・ユソーフ・ダン・ザキール / 写真=レストラン・ユソーフ・ダン・ザキール公式ウェブサイト

クアラルンプールの地元の味を楽しむことのできるユソーフ・ダン・ザキール・レストランを紹介するとしよう

ここでは、様々な種類のカレーをご飯に添えて食べるナシカンダール(Nasi kandar)、CNNの投票で「世界で最も美味しい食べ物1位」に輝いたナシゴレン(Nasi goreng)など、地元の味を楽しむことができる。当レストランでは、地元の料理を約20リンギット(約6000ウォン)というリーズナブルな価格で提供している。

レストランの営業時間は毎日午前6時から午後9時までである。


Restoran Yusoof dan Zakhir

Jalan Hang Kasturi, City Centre, 50000 Kuala Lumpur, Wilayah Persekutuan Kuala Lumpur, マレーシア

04

マスジッド・ジャメ・スルタン・アブドゥル・サマド

Masjid Jamek Sultan Abdul Samad

マスジッド・ジャメ・スルタン・アブドゥル・サマド / 写真=flickr

1909年に建てられたマスジッド・ジャメ・スルタン・アブドゥル・サマドは、クアラルンプールで最も古いイスラム寺院である。

マスジッド・ジャメは夕暮れ時に訪れるのがオススメだ。寺院全体に青い照明が灯され、人工的な霧が濃く漂っていて、まるで映画「アラジン(Aladdin)」の宮殿を思い起こさせる。

ここは様々な建築技法が混在していることでも有名で、イスラム・ムーア・ムガル・インドサラセン様式などの建築技法が使用されてある。赤と白のレンガでコントラストをつけてある「血と包帯(blood and bandage)」と呼ばれる2つの尖塔がこの寺院の見どころだ。

寺院は月・火・水・木・土・日曜日の午前5時30分から午後9時30分まで開場している。

金曜日は地元のイスラム教徒の礼拝日で、寺院の内部には訪問できないため注意が必要だ。女性は入場の際、体を覆うヒジャブを着用しなければならず、これは寺院の入口で無料で貸し出しているため心配は要らない。男性はショートパンツなど短い服を着ている場合は、入口で貸し出している長いスカートを着て入らなければならない。


マスジッド・ジャメ・スルタン・アブドゥル・サマド寺院

Jalan Tun Perak, City Centre, 50050 Kuala Lumpur, Wilayah Persekutuan Kuala Lumpur, マレーシア

05

スルタン・アブドゥル・サマド・ビル

Sultan Abdul Samad Building

スルタン・アブドゥル・サマド・ビル / 写真=flickr

1897年に建てられた由緒あるスルタン・アブドゥル・サマド・ビルは、夜になるとライトアップされ、美しい夜景を誇る場所だ。

かつては政府の行政施設として使用されていた建物で、銅製のドームが印象的である。ここでは、「マレーシアのビッグベン(Big Ben of Malaysia)」というニックネームがついた時計塔を目にすることができる。イギリスのウェストミンスター宮殿にある時計塔ビッグベンと同等の美しさを帯びているということからつけられたニックネームだという。

時計塔には重さ1tの鐘が掛けられており、高さは約41mにも及ぶ。 ビルの裏側にあるライフの川(River of Life)に沿った散歩道もあり、軽く散歩するのに最適だ。夜になると、この周辺でナイトマーケットが開かれたりもする。ビルは毎日24時間開放されているという。


スルタン・アブドゥル・サマド・ビル

Jln Raja, Kuala Lumpur City Centre, 50050 Kuala Lumpur, Federal Territory of Kuala Lumpur, マレーシア

「クアラルンプール」はマレー語で「泥水の合流」という意味だ。1857年にクラン(klang)とゴンバク川(gombak river)の合流地点に建設された都市であることから、このような名が付けられたという。

合流という意味を持つ都市名のように、クアラルンプールでは多様な文化が合流して生まれた建築名所を目にすることができるだろう。

だからこそクアラルンプール観光客であるのならば、写真スポットに立ち寄り、人生最高の一枚を残すべきではないだろうか!

記事=キム・ヘソン 旅行+記者

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