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2024年12月23日月曜日
ホームライフスタイル「Please stop」 アメリカを代表的する旅行地で観光客に残した警告

「Please stop」 アメリカを代表的する旅行地で観光客に残した警告

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① グランドキャニオン国立公園の警告

出典 : The New York Times

最近、アメリカのグランドキャニオン(Grand Canyon)国立公園が公式ソーシャルメディアに上の写真と共にお知らせを投稿した。「愛は強い。しかし、私たちの切断機ほど強くない」というお知らせだった。

彼らはグランドキャニオンの有刺鉄線にぶら下がっている数十万個の愛のロックを撤去したが、
愛のロックは恋人たちがお互いの名前やイニシャル(initial)を刻んで有刺鉄線に掛けてロックするロックである。

グランドキャニオンはアメリカで最も愛されている国立公園なので、ここに来た人々は特別な瞬間を共にした恋人と愛のロックを通して永遠の愛を誓いたいと思っている。

しかし、国立公園管理者にとって、このようなロックは片付けなければならないゴミに過ぎない。 彼らが告知文を通じて今後予告なしにロックを撤去するとした理由は、ロックと鍵が野生動物に負の影響を与えるからだ。

出典 : The New York Times

特にグランドキャニオンに生息する絶滅危惧種の鳥であるカリフォルニアコンドル(California Condor)が鍵をむさぼり食う場合が頻繁だそう。

コンドルは好奇心旺盛な子供のようにキラキラした金属が好きだ。しかし、コンドルは好奇心で飲み込んだ金属物質を消化することができず、鍵やコインなどを大量に摂取した場合、命に関わる可能性がある。

そこでグランドキャニオン国立公園は自然や野生動物を保護するために様々な取り組みを行っている。
「痕跡を残さない」キャンペーンや、ソーシャルメディアを通じた訪問者の見学態度の改善などがそれだ。

彼らはゴミの投棄の危険性を訴えるために、コンドルの腹部を撮影したX線写真を公開した。 その写真のコンドルの体内には、観光客が投げた鍵やコインがたくさん入っていた。

②パリのセーヌ川ロックの撤去

出典 : The Tour Guy

‘愛のロック’を発見できる場所はグランドキャニオンだけではありません。 パリのセーヌ川を渡るポンデザール橋はかつて愛のロックの名所だった。

永遠の愛が続くという言い伝えとともに2008年から始まったセーヌ川での風習は2014年に幕を閉じた

当時、長さ155mに及ぶ橋の欄干は鍵でびっしりと埋め尽くされていた。 風デザール橋に掛かっていた鍵の重さだけで約65トンだった。

結局、2014年、そのとてつもない重量に耐えられず、金網の一部が崩落する事故が発生した。
以前にもロックが橋を傷つけるという懸念がなかったわけではない。

出所 : Youtube@euronews

事故発生前、すでに7千400人以上がロック撤去請願運動に署名した状況だった。 しかし、パリ市当局はロック撤去が観光産業に打撃を与えることを懸念し、ロック撤去に消極的な姿勢を見せた。

結局論争の中、金網の一部が崩落する事故が発生してしまった。 幸いにも手すり崩壊による負傷者はなかったが、この事故をきっかけに愛のロックに対する否定的な世論が高まった。

その後、ポンデザール橋のロックは撤去され始め、パリ当局は1年6ヶ月の間に100万個のロックを回収した。

当時、取り外した鍵をどう処理するかについて意見が分かれた。 結局、パリ市はパリの記憶を残したい市民にこの鍵を売ることにした。

誰がこの鍵を買うのかと思ったが、オークションに出した鍵と手すりの一部は約3億675万ウォンで落札された。販売された鍵の中には、芸術作品に変身して出品されたものもあった。

③南山タワーの鍵

出所 : iStock

愛の鍵の名所として韓国の「ナムサン(南山)公園」も外せない。 ここ Nソウルタワーの屋外展望台の手すりには、様々な種類の数多くの鍵が埋め込まれている。

パリでは安全上の問題で愛のロックが禁止されましたが、南山公園の愛のロックの風習は続くようだ。

Nソウルタワーには南京錠を掛けられる場所が手すりだけではない。 ここの「タワーガーデンゾーン」には南京錠を掛けられる「愛の木」まである。

カラフルな色の南京錠でいっぱいで、まるでクリスマスツリーのように見える愛のツリー。美しいのは確かですが、果たして手すりやツリーが鍵の重さに耐えられるのか。

2018年に行われた安全性検査によると、当時合計200mの手すりと5つのツリーに取り付けられた南京錠の重さは、合計82トンほどと推定されている。

ロックの膨大な重量を手すり、デッキ、そして階段が耐えられるのか。 これに対してNソウルタワーを委託運営しているCJフードビル側は「定期的に専門機関に依頼して構造安全診断を受け、その結果による補強作業を行う」と伝えた。

現在、Nソウルタワー周辺には「ソウルタワーに設置された安全手すりに取り付けた愛のロックは、観光客の眺望権確保のために撤去される可能性がある」という案内文がある。

案内と一緒に「タワーガーデンゾーンの「愛の木」に愛のロックを掛けてくださいと書かれているが、つまり、手すりに設置された「愛のロック」は撤去される可能性があるということだ。

撤去作業が行われない限り、南山のロックの重さは増え続けると思われる。 安全のためにも、そして観光客の眺望権のためにも、各旅行地の告知文と案内文を破らずに旅行しなければならない。

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