冬が旬の生姜は、古くから体温を上げたり、新陳代謝を活発にするなど、健康食品として重宝されてきた。
東醫寶鑑では、生姜の効能について「性質はやや温かく、味が非常によく、毒がない。痰を消し、気を下ろし、嘔吐を止める。湿気を取り除き、しゃっくりを起こし、気の張りや息切れ、咳を治す」と記載されている。
体温が1度下がると免疫力は30%ほど低下するが、生姜のジンゲロン、ショウガオール成分は体温を上昇させ、体内の冷たい気を外に出す役割をする。
また、これらの成分は殺菌、抗酸化、抗癌にも効果があると言われている。
生姜は炎症にも効果があり、抜け毛予防にも良い。頭皮の皮膚炎を緩和し、皮膚炎が脱毛に発展するのを防ぎ、血行を促進し、頭皮の健康に優れている。
体温が下がると血液の循環が悪くなり、体内の毒素が溜まりやすくなる。この時、生姜を摂取すると血管を拡張させ、血液循環を助ける。
また、生姜を着実に摂取する場合、コレステロールと血糖値を減少させ、「肥満ホルモン」と呼ばれるインスリン分泌を減少させてくれることもある。
生姜は辛味成分のため、多く食べると胸焼けを引き起こす可能性がある。適正摂取量は1日10gで、乾燥生姜なら1日2~3gでも十分です。お茶で飲む場合は、生姜を0.5g入れ、お湯を注いで2~3分経過後に飲む。