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2024年11月23日土曜日
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冬のイチゴがより美味しい「意外な理由」とは?

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冬の果物の中で一番と言われているイチゴ。毎年冬になると新品種のイチゴはもちろんのこと、イチゴを使った様々なデザートや加工食品が発売され人気を集めています。種類が多いため自分の好みに合ったイチゴを探す「好みのイチゴ探しセット」も人気ですが、イチゴはどのように食べれば美味しいのか、それに加えて長く保存するコツまで一気に調べてみましょう。

ビタミンCがリンゴの10倍

イチゴは様々な栄養素が豊富に含まれている果物であり、酸化を抑制する抗酸化物質が豊富で、血管を保護し微小血管の血行を良くする効果があります。ミネラルやビタミンも豊富で、ビタミンの中でもビタミンCの含有量が最も多く、発がん物質に分類される「ニトロソアミン」の合成を抑制し免疫力を高めては、体内の活性酸素を除去する効果もあります。成人男女の1日のビタミンCの推奨摂取量は100mgなので、イチゴを8個程食べることで1日のビタミンC推奨量を十分に摂取することができるということになります。

傷みやすいイチゴ

イチゴは水分が80~90%と多く、果肉が柔らかいので冷蔵庫に入れるとすぐに傷んでしまいます。イチゴが傷んでしまうのはイチゴの細胞壁が崩壊したことから表れる現象で、成分には大きな変化はありません。冷蔵保存しても表皮が弱いのですぐに傷んでしまいますが、このような時は柔らかい部分を切り取って食べれば大丈夫です。

カビも生えやすいイチゴ

イチゴが傷んで柔らかくなってしまったほどではなく、カビが生えている場合には手を加えずにすぐに捨てましょう。カビが生えている部分を、傷んでしまった部分のように切り取って食べることは禁物!イチゴの表面にカビが生えている場合は、内部まで胞子が広がっている可能性が高いのです。また、1つのイチゴのカビが周囲のイチゴを汚染している可能性があります。カビが広がっていることを知らずに食べてしまった場合には、腹痛や下痢などの症状が出る可能性があります。

いつ食べるのが最適か?

冬のイチゴは購入後、新鮮な生の状態のまま食べるのが一番美味しいです。後熟させる果物もありますが、イチゴは後熟させる必要はなく、洗う時は汚れを落とす程度に軽くすすいでおくと早く傷んでしまうこともないでしょう。イチゴが水っぽくなってしまった場合には潰して牛乳と蜂蜜を混ぜ、生イチゴミルクを作って食べるのもお勧めです。イチゴを食べる際に砂糖をつけて食べる人も多いですが、これはイチゴに含まれているビタミンBを破壊する可能性があるのでお勧めできません。

冬のイチゴが美味しい理由

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本来イチゴは初夏が旬ですが、冬のイチゴの方が糖度が高いといわれています。初夏のイチゴは春から夏になり温度が高くなる時期を経るのですが、この過程で糖度が下がり酸味を出す有機酸の含有量が高くなるのですが、冬のイチゴは低い温度で長い間熟成し糖分が多く蓄積されるのです。

水分保存がポイント

イチゴが最もおいしい温度は4~5℃程度です。イチゴを購入した後は、この温度に合わせて保管することをお勧めします。イチゴは約89%が水分で構成されており温度に非常に敏感で、保管温度が高いと簡単に傷んでしまうといいます。だからといって4~5℃より低い温度で保管すると、イチゴ特有の甘い香りが飛んでしまうので注意が必要です。

洗わずに保管

イチゴは洗わずにそのまま保管したほうがいいといわれています。水分に触れるとすぐに傷んでしまうからです。ヘタも食べる直前まで取らないでください。下手を取った部分から内部の水分が蒸発してしまう可能性があります。密閉容器に入れたり、ラップをかぶせるのも腐敗を防ぐ良い方法でしょう。一般冷蔵庫よりキムチ冷蔵庫に保管する方がより長く保存できる方法です。

生のまま食べるのが最もおすすめ

イチゴは生の状態で食べると全栄養素を摂取することができ、味も最高な状態で味わうことができます。熱を加えて調理したり、ミキサーにかけて食べると栄養素が破壊され、また緑茶や紅茶などのお茶と一緒には摂取しないことをお勧めします。お茶の渋みを出すタンニンがイチゴのビタミンを変性させるからです。牛乳との相性が良く、牛乳と一緒に摂取すると不足しているカルシウムを補うことができるでしょう。

季節ごとに異なる品種を楽しむ

韓国では「雪香」という韓国産品種のイチゴが最も広く販売されています。雪香は冬に最も美味しいイチゴで、春になり暖かくなり始めると糖度が下がります。暑い日にはミハ、ムハ、ゴスルなどの品種のイチゴが美味しく、夏のイチゴは海抜500m以上の涼しい江原道高地を中心に生産されています。

美味しいイチゴの選び方

イチゴはヘタが乾いておらず、濃い青色を帯びているものが美味しいといえるでしょう。熟したイチゴは果肉の赤みがヘタの部分まで達しています。全体的に光沢があり弾力があるものが良く、指2本分の大きさが一番美味しいイチゴです。更にイチゴ固有の色が鮮明で、着色が90%以上あるものがお勧めです。

文チョン・ジョンヨン press@daily.co.kr
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