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2024年12月23日月曜日
ホームライフスタイル韓国では3万ウォン以上なのに…インドでは750ウォンというピザのチェーン店

韓国では3万ウォン以上なのに…インドでは750ウォンというピザのチェーン店

① 世界で一番安いピザ

インドのピザの価格/出典news9live

インドのドミノ・ピザが、1ホール750ウォンのピザを発売し始めたという。
ドミノ・ピザはインフレによる顧客離脱を防ぐために安いピザを売り出したのだ。

高騰する物価により、インドでは安い屋台の食べ物などで食事を済ます人が多くなっているという。
インドは屋台の食べ物が発達した場所だ。路上では約150ウォンで簡単に一食を済ますことができる。
インドでは屋台の食べ物が安く、毎食を外で買って食べる人が多いのだ。

ドミノ・ピザの価格は屋台の食べ物に比べて高く、顧客を集めることはできなかった。
実際、インドの物価上昇により、ドミノ・ピザは今年第1四半期の収益が昨年同期比70%減少したという。

出典 : exchange4media

以前もドミノ・ピザでは約900ウォンのピザを販売していた。
しかしこのピザでも顧客を集めることは難しく、危機感を感じたドミノ・ピザは昨年2月に「49ルピーピザ」を発売したのだ。
インドのドミノ・ピザのサミア・ケタルパル最高経営責任者(CEO)は「物価が上がり、顧客が外食を控えるようになった」とし、「利益の一部分を諦め、顧客離脱を防いでいる」と明らかにした。
彼は「49ルピーのピザは生存のための必殺技だ」と語った。

インドのドミノ・ピザは、米国の次に事業規模が大きいといわれている。
インドの人口が14億人であることを考慮すると、インドのファーストフード市場はブルーオーシャンである。
ユーロモニター・インターナショナルによると、インドのファーストフード市場は現在50億ドル水準だという。
米国3410億ドル、中国1370億ドルと比較すると少ない数値であることが分かるだろう。
2027年までインドのファーストフード市場は毎年15%成長する見通しだ。

インドのドミノ・ピザは、市場シェアを守るために価格競争力を大幅に低下させたと考えられる。
現在、インドではピザハットやバーガーキングなどの競合他社も価格割引イベントを実施しているという。

②価格は安いが、美味しくない

出典 : economictimes

ドミノ・ピザは1ホール750ウォンのピザを販売するために様々な面で価格削減を行なった。
安いピザを販売するためには仕方ない選択だったようだ。
昨年12月からテイクアウトをする顧客には、蓋のない箱を提供しているという。
蓋のない箱を使用して1ホールあたり約75ウォンを節約しているのだ。
しかし顧客の63%がテイクアウトの顧客であるため、コスト削減において大きな役割を果たしたことが分かる。

さらに食材の価格が上がると、量を減らし始めた。
チーズの価格が昨年比40%上昇したため、チーズとトマトの量を減らしたのだ。
鶏肉と紙箱の価格は30%上昇したという。モンスーンの大雨により洪水被害が続き、農産物の価格が数週間で400%以上上昇したのだ。

出典 : google map

ドミノ・ピザは安い商品を発売する代わりに、味とサービス面でコストを削減した。
ドミノ・ピザのLサイズの価格は、約6千ウォンから1万ウォン台である。
サイズの面で考えてみても、750ウォンの商品とは価格の差が大きいことが分かる。
49ルピーのピザは成人男性の手のひらほどの大きさで約18cmだという。トッピングも少ない1人用のピザだ。

それでは、49ルピーを食べたお客さんの感想はどうだっただろうか?
一部のお客さんからは「粗い皮のようなピザ」などと批判の声が上がっているようだ。

インドの地元人たちは「チーズの味が全くしない」、「すべてのピザがまるでトマトケチャップピザを食べているような味だ」、「チーズを味わいたくてチーズを追加したが、味がしない」、「チーズの代わりにソースがどっぷり入っている」、「もう少し味の質を上げてほしい」などの口コミを残した。

③ 競合他社も発売し始めた安価なメニュー

出典 : media4growth

インドのドミノ・ピザが49ルピーのピザを発売し始めると、危機感を感じたピザハットも安いメニューを発売し始めたという。
ピザハットはドミノ・ピザに対抗して79ルピーのピザを発売した。 約1,200ウォンだという。
ピザハットでは79ルピーのピザを発売後、積極的にマーケティングを行なっている。
全世界のピザハットで最も安い価格だと宣伝しているようだ。

ファーストフード店の価格競争が続くと、マクドナルドも加勢してハンバーガー「2+1」プロモーションを行ない始めた。
さらには半額食事プロモーションを行ない、数週間にわたって宣伝活動の焦点になるものだと紹介し続けた。
安い価格のプロモーションを通じてより多くの顧客を呼び集め、売上と利益を増加させると明らかにした。

インドのファーストフード店はインフレの影響により、売上が大幅に落ちた。
ピザハットのサファイア・フードの税引前利益は3月期に半分以上減少したという。
また、バーガーキングのインドのフランチャイズであるレストラン・ブランド・アジア(Restaurant Brands Asia)の純損失は9%増加したことが明らかになった。

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