14.8 C
Tokyo
2024年11月06日水曜日
ホームライフスタイル猫がある部分を舐め続けたり、きちんと歩けていない場合に「疑うべき病気」とは?

猫がある部分を舐め続けたり、きちんと歩けていない場合に「疑うべき病気」とは?

.

猫の動きは繊細で柔軟で、かつ速い。お気に入りのおもちゃに飛びつくときや棚の上に置いてある貴重品や植木鉢の間など、きわどい場所を通る時にこのような特有の動きを目にすることができる。また、猫は座った状態から自分の身長の9倍の高さへと軽やかにジャンプし、肩や胸をすぼめると通れないと思われるような狭い隙間にも体を押し込むことができる。このような猫ならではの特別な芸は人々の目を惹くものだ。こんな高いところにも平気でジャンプできる猫が骨折するなんて!信じられない!猫の運動能力から骨折の原因まで紹介していこう。

猫の運動能力とは?

猫の力と柔軟性とスピードは、自由に高度な動きが可能な脊椎、前肢を自由自在に動かせるようにする非常に縮小された櫛状骨(鎖骨)、印象的な筋肉により可能となる。人の脊椎が32~34本であるのに対し、猫は尾を含めて52~53本にも及ぶ。脊椎の骨が多いだけでなく、それぞれの骨の間にある関節を自由に動かすことができることにより運動能力が向上するのだ。猫が頭と足を180度違う方向にねじったまま平然と眠っている姿から、そのような柔軟性は推測できるだろう。

狩りをする際に、最も動きが素早くなる猫

猫の体は柔軟で、背中を伸ばしたり縮めたりを繰り返しながら歩幅を最大限に伸ばし、最高速度を出す。狩りをする際、猫は自分の身長の3倍まで歩幅を伸ばすことができるという。この時普段隠している爪を立てて、短距離走選手が履くスパイクのように地面を踏む役割をする。強力な力は完全に後ろ脚の筋肉を使っている。前脚は頭と肩の重さを支えながらブレーキの役割を果たしているのだ。

猫の完璧な着地の姿勢

高いところから下りる猫の動作を「定位反射」という。猫に限っての動きではないが、猫の優れた柔軟性を生かした技である。落下を耳の中のバランス器官で感知した猫は、すぐに顔が下に向くように頭を下げる。着地の際の衝撃は脚を通じて、柔軟な肩と背骨の方で受け止める。猫は地上30cmからこの一連の動作を瞬時にこなすという。

猫も骨折する場合がある

猿も木から落ちるように、柔軟で素早い動きをする猫も骨折する場合がある。骨折とは事故や転倒などの外傷を受けた時に、主に外力によって骨が折れることを意味する。脚や骨盤、尾の骨折が最も一般的で、骨折の位置や損傷の程度によって重症度に差が生じる。骨折の種類は、骨が筋肉や皮膚などの外部に露出する開放骨折とそうでない閉鎖骨折に分けられる。

猫の骨折の原因は?

:

猫の骨折は、日常生活の中で誤ったジャンプや着地、転倒や交通事故などにより発生する。成長中の幼い猫は骨が完全に発達しておらず、まだジャンプにも慣れていないため骨折しやすい。高齢猫も様々な原因で骨が弱くなり、骨折が起こりやすい。外傷による骨折は活発な猫に多く見られる傾向があるが、外傷がなくても骨にがんが発生したり、代謝障害が原因で骨折することもある。

猫の骨折部位は?

主に猫は顎、骨盤、尾、大腿骨などの部位に骨折が起こる。骨に問題がなくても内臓や神経に問題が生じることもある。もしこのような怪我をした猫が治療をすぐに行わなかった場合、2次的に内出血などの症状に発展する可能性があるためできるだけ早く治療を行う必要がある。猫に起こる骨折事故の多くは後ろ脚の骨折であり、前脚と後ろ脚全体で最も骨折が多く起こる部位は大腿骨だと言われている。

猫の骨折の症状は

猫は自分の弱い姿を隠そうとする本能があるため、見ただけでは分かりにくい。そのため、猫が足を引きずってうまく歩けない状態だったり、ある部分だけを集中的に舐めたり、特定の部位が腫れていたりする場合には骨折の可能性があると考えられる。また、痛がっている声で鳴きながら特定の部位を隠し続けようとする場合は、その部位の状態を確認してみよう。猫はたいてい痛くても隠そうとするため、注意が必要だ。

猫が骨折した場合の治療法とは?

目に見える症状ではなく重症度が分からないため、近くの動物病院でレントゲン撮影などを通じて診断を受けた後、骨折部位の骨がくっつくまでその部位を使った行動を制限させなければならない。しかし、猫はじっとする習性ではないためギブスをすることが多い。通常、手術部位の感染やインプラントの動き、その他の問題など手術後の合併症を防ぐために、数日間入院しなければならない。入院中、猫は体の浮腫みや手術部位の感染が発生しないようにするための措置が必要となる。

ハイライズシンドロームとは?

高所落下症候群と呼ばれる「ハイライズシンドローム」は、2階以上の高所から猫が落下することを指す。一般的に、優れたジャンプ能力と安全な着地能力を持つ猫は、高いところから落ちても安全だと思われがちだ。しかし予期せぬ事故で落下したり、着地準備が不十分な状態でバランスを崩して落下してしまうと、猫も怪我をする可能性があるのだ。

ハイライズシンドロームを防ぐ方法

ハイライズシンドロームは、頻繁に窓を開けておく夏に起こりやすい。窓の外を見るのが好きな猫が開けておいた窓から落ちてしまう可能性があるため、猫用フェンスの設置をおすすめする。その際、猫用フェンスは猫の体重を支えられる丈夫なものを選ぼう。その他には、肥満にならないようにすることも効果的である。猫が肥満になると、瞬発力が低下してしまうからだ。肥満になってしまった場合、キャットタワーや棚などからの落下によっても骨折する可能性が高くなる。肥満による転倒事故を防ぐために、猫の体重管理も気にかける必要がある。

文オ・ヘイン press@daily.co.kr
共感ニュース ©デイリーライフ & Daily.co.kr

関連記事

コメントを書く

あなたのコメントを入力してください。
ここにあなたの名前を入力してください