① パリの代わりにオススメの冬の旅行先
パリは全世界の旅行者にとってロマンを抱くような都市である。フランスの代表的な旅行地であり、昨年世界で最も魅力的な都市旅行地1位に選ばれた。フランス観光部は2023年の予想海外観光客数を7,800万~8,200万人と推定し、予想収益は95兆ウォンだと発表した。
パリは繁忙期と閑散期が区別されないほど、常に多くの旅行者が訪れる場所である。しかし、冬のパリ旅行を計画しているのなら、近郊の都市も共に訪れることをオススメする。真の冬旅行を満喫し、パリよりはるかに満足できるような旅行を可能なものにしてくれる旅行地である。
「シャモニー(Chamonix)」は、フランスとスイスの国境地帯にあるアルプス山脈の麓に位置する場所だ。
フランスのオート・サヴォワ県の小さな町であり、バスで少し移動するだけでスイスに行くこともできる。 巨大なアルプス山脈の下に広がる小さな町は、パリとはまた異なった雰囲気を醸し出しているという。シャモニーには、ウィンタースポーツを楽しむために多くの観光客が訪れる場所である。
②アルプス最高峰モンブラン
シャモニー旅行の際、アルプス山脈は欠かせない。スイスで見ることのできる風景をシャモニーでもそのまま見ることができるのだ。スイスに比べて物価が安いため、シャモニーでアルプス旅行を楽しむ旅行者も多いという。ここでは、四季を通じて万年雪が積もるアルプス山脈ならではの絶景を満喫することができる。
シャモニーは西ヨーロッパの最高峰である標高4,807mの「モンブラン」を目にすることのできる旅行地だ。シャモニー・モン・ブランは、アルプスの最高峰であるモンブランに直線距離で最も近い場所である。ケーブルカーに乗り、標高3,842mの地点にある展望台「エギーユ・デュ・ミディ(Aiguille du Midi)」を訪れることもできる。
ケーブルカーに乗った途端、目にすることのできるアルプス山脈の景色は圧巻である。展望台は、10分足らずで登ることができるという。ケーブルカーに乗り、標高2,317mの中間駅「プラン・ドゥ・レギュイーユ」で一度乗り換える必要ある。
30分ほど行くと、最も高い展望台に到着する。モンブランを眺望できる最も高い展望台なため、ものすごい風景を目にすることができるだろう。エギーユ・デュ・ミディ展望台ではモンブランをはじめ、フランス、スイス、イタリアのアルプス山脈を360度一望することができるという。
展望台には「Step into the Void」スカイウォークがある。足元が透明なガラスでできていて、見ているだけで目がくらんでしまうような気分になるだろう。まるで空中を歩いているような経験をすることができ、緊張から手足が固まってしまうかもしれない。
エギーユ・デュ・ミディ展望台は標高が高いため、高山病になる可能性がある。事前に薬を飲んでからケーブルカーに乗ると良いだろう。
③フランス・シャモニーの見どころ
アルプス山脈は最高のトレッキングスポットとしても知られている。様々なコースに沿ってトレッキングを楽しむことができ、初心者の方はモンテンヴェルに訪れてみるのもいいだろう。シャモニーでは、山岳列車「モンテンヴェル(Montenvers)」に乗ってアルプス山脈を観光することもできる。シャモニー市内から列車に乗って20分ほど登るとモンテンヴェル展望台に到着する。
一面真っ白な雪に覆われたシャモニーを赤い山岳列車が走るという風景は、異国的だと感じるだろう。 標高1,913mの高地に到着し、列車を降り途端目にすることのできる風景は、14kmにも及ぶ巨大な氷塊「メール・ド・グラス氷河」である。
アルプス3大北壁の一つである「グランド・ジョラス(Grandes jorasses)」とともに、幻想的な風景を演出しているのだ。モンテンヴェルではハイキングを楽しむこともオススメである。
シャモニーで時間を過ごすのであれば、一日中アルプス山脈を眺めることとなるだろう。シャモニーでは、アルプス山脈を眺めながらスパを楽しむこともできる。「QCテルメ・シャモニー(QC Terme Chamonix)」では、露天風呂に浸かりながら、目の前に広がるモンブランの風景を眺めることができるのだ。
屋外露天風呂のほか、サウナや睡眠室など様々なテーマの温泉施設を利用することもできる。雪山の景色が広がるスパで特別な時間を過ごしてみるのも良いだろう。QCテルメ・シャモニーに訪れるには、サイトからの事前予約が必要となる。ホテルによっては割引が適用されるため、事前にチェックしてみよう。
その他にもシャモニーではパラグライダーを楽しんだり、スキーやボードを楽しむこともできる。スケジュールに余裕のある旅行者であるならば、シャモニーにいる間だけでも忙しくない、のんびりとした日々を送ってみるのも良いだろう。