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2024年12月23日月曜日
ホームライフスタイル手を洗った後「ハンドドライヤー」で乾かすと良くないという致命的な理由とは?

手を洗った後「ハンドドライヤー」で乾かすと良くないという致命的な理由とは?

最近、公衆トイレなどにハンドドライヤーが設置されていることが多い。ハンドタオルを何枚も取り出して使うのではなく、手を風で乾かすよう誘導するためである。風が温かいだけでなく、紫外線まで放射して細菌を除去してくれるため、より衛生的だと思われがちだが、実はそうではないのだ。ハンドドライヤーがどれほど細菌に脆弱なのか、手をきちんと拭いて乾かすにはどうすればいいのか、調べてみよう。

ハンドドライヤーがより衛生的であるという錯覚

各種ショッピングモールや飲食店、空港など多くの建物内にハンドドライヤーが設置されている。しかしこれらのハンドドライヤーは、手洗いの本来の目的である細菌除去を妨げるということが明らかになった。研究の結果、ペーパータオルを使用した手とハンドドライヤーを使用した手を比較してみたところ、ハンドドライヤーを使用した人の手により多くの細菌が残っていたという。

ウイルスやバクテリアを拡散させる

手を洗うのと同じくらい重要なのが、手を乾かすことである。家ではきれいに洗ったタオルを使って拭けばいいのだが、外ではそこまで気を遣うことができない。ハンドドライヤーは強い風を利用して手の水分を除去するのだが、この風によって手の水分とウイルス粒子が一緒に空気中に分散してしまう可能性があるというのだ。

ペーパータオルが最も衛生的

研究結果からも分かるように、ハンドドライヤーよりもペーパータオルの方がより多くの細菌を除去することができるという。ペーパータオルはウイルスの粒子を分散させることなく、タオルの限られた空間内に閉じ込める役割を果たすのだ。また、より早く乾かすことができるだけでなく、摩擦により細菌が除去され、より清潔になるという。

ペーパータオルにはウイルスが付かないのでは?

では、ペーパータオルにはウイルスが付着しないのだろうか? ペーパータオルの表面に付着している可能性が全くないとは言えないが、ハンドドライヤーに比べるとその数は著しく少ないといわれている。ハンドドライヤーよりも汚染しにくく、衛生面でも優れていることが複数の研究で証明されているのだ。使い終わったペーパータオルは捨てる時も注意が必要で、ウイルスにさらされないようにコンパクトにまとめてゴミ箱に捨てるようにしよう。

ハンドドライヤーの正しい使い方は?

もしハンドドライヤーしかなく、やむを得ず使用する場合には、正しい使用方法を守ることが重要である。まず、乾燥機の下に手を入れ、すべての表面が空気の流れにさらされるように手の位置を調整する。次に、手が完全に乾くまで十分な時間を設けることだ。急いで乾かそうとすると、手が湿ったままだったりして、細菌が繁殖する危険性が高くなってしまうのだ。最後に、手をこすりながら乾かすことも重要である。空気がすべての部分に行き届くように乾燥機の下で手をこすり合わせ、手から水分をできるだけ取り除き、完全に乾燥させるのだ。

紫外線放射殺菌ハンドドライヤーの効果は?

トイレに紫外線放射殺菌ハンドドライヤーが備え付けられているのを目にしたことがあるだろうか?ハンドドライヤーやペーパータオルではなく、紫外線放射殺菌ハンドドライヤーの効果はどういったものだろうか?世界保健機関は、紫外線灯で手や肌を殺菌すると紫外線が皮膚の炎症を引き起こす可能性があるため、使用してはいけないと注意を呼びかけているという。石鹸を使ってすでに殺菌したため、ハンドドライヤーで追加殺菌を行なう必要がないのだ。またUV機能が搭載されたハンドドライヤーの場合、皮膚が損傷する可能性があるということを覚えておくと良いだろう。

正しく手を洗うことも大切

手洗いは、各種ウイルスや有害菌から身を守る最良の方法だといわれている。意外と正しい手洗い方法を知らない人が多いため説明しよう。温水または冷水で手を濡らした後、水道水を止めて石鹸を泡立てる。泡で手の甲と指の間、爪の間まで丁寧に洗って、最低20~30秒以上洗い流すようにする。その後、きれいなタオルで手を拭き、自然乾燥まで行なうと良いだろう。この時、完全に乾かすことが重要だという。

間違った手洗い方法

間違った方法で手を洗うと、細菌やウイルスを完全に除去できず、むしろ残った菌がより早く繁殖してしまう可能性がある。石鹸を使わずに水だけを水で洗ったり、手の一部分だけ洗ったり、時間がないことを理由に手洗いを早く済ましてしまうなどが間違った方法である。

手の水気を完全に取る

せっかく手を洗ってもしっかりと乾かさないと、かえって細菌が繁殖してしまう場合がある。細菌は水分の多い環境で育つため、つまり洗わない手よりも危険な可能性があるということだ。濡れた手は乾いた手に比べて細菌の繁殖が盛んなため、手を洗って濡れた手でトイレのハンドルを握ったり、蛇口に触れたり、あちこちを手で触ると細菌はさらに増加してしまうという。

トイレの石鹸は使ってもいいのかな?

公衆トイレに置かれている不衛生に見える石鹸を見ると、使いたくなくないと思うかもしれない。果たして石鹸にも細菌が繁殖するのだろうか?答えは「O」だ。実際、石鹸にも細菌が発生する可能性があるという。しかし、30秒以上手を洗う場合には、細菌が手に移ることはない。石鹸は水によく溶ける親水性と油によく溶ける疎水性の両方を持つ分子で構成されている界面活性剤だからだ。細菌はほとんどが疎水性なので、油汚れと一緒に除去することができ、石鹸を十分に泡立てて30秒以上洗った場合、細菌をすべて除去することができるという。

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2 コメント

  1. コロナ自粛下では記事のような理由で使用禁止になっていたけど、その後それって嘘だと判って解除されたはずだけど?
    まあ、未だに頑なに使用禁止のままの処もあるけど。
    どっちにしても、手にウィルスが残っているなら手洗いが充分じゃないだけでしょ。

  2. 「ウイルスに見立てたものを大量に塗布した手で使ったところ、周辺に飛んだ」という、研究とはかけ離れた、結果ありきの実験を理由に危険と言われていた、世界レベルの壮大なデマを、何故今さら?

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