玄関先に置かれた使い古された男性用の靴
女性は靴を置いていったおばあさんに苦情
実は隣人を思いやるおばあさんの気遣いだった
近所に住む一人暮らしの女性を心配して、玄関先に男性用の靴を置いていたという中国のおばあさんの心温まる話が伝わり、話題になっている。
この話は中国のインターネット放送局「Mango TV」を通じて、多くの人に知られるようになった。登場人物である四川省に引っ越してきたある女性は、毎日早朝から夜遅くまで忙しく働いていたため、ほとんど隣人と会うこともなく、特に彼らと親しくもなかったという。
そんなある日、男性用の革靴数足が女性の家の玄関先に置かれていることに気づき、翌日以降もそのまま置かれるようになった。
これを受け、女性は隣の家を訪れ「犯人」と疑われるおばあさんに、「なぜ毎日使い古された靴を私の家の玄関先に投げ捨てているのか、使わない靴であればゴミ箱に捨ててくれ、二度と(自分の家の)玄関先にゴミを捨てないように」と怒りながら不快感を伝えた。
その後、翌日の夜に会社から帰宅すると、また玄関先に革靴が置かれていたが、今回はそこにメモも置かれていることを発見した。
そのメモは向かいに住む住人が残したもので、「おばあさんが女性の一人暮らしは危険なので、家の前に男性用の靴を置いていった」と書かれていた。さらに、その靴はおじいさんが普段履いている靴だと伝えた。
すべての真実がわかった後、女性は、「私は当時つらい状況にあり隣人に挨拶する余裕すらなかったが、隣人の互いを思いやろうとする気持ちに今、涙を流している」とSNSで伝えた。