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2024年11月15日金曜日
ホームライフスタイル飲酒していなくても酩酊状態に?世界中で20人しか診断を受けていない「自動醸造症候群」

飲酒していなくても酩酊状態に?世界中で20人しか診断を受けていない「自動醸造症候群」

「自動醸造症候群(ABS)」患者

素面で法定基準を超えるアルコールが検出?

無罪の罪で罰金と運転免許停止処分

引用:オンラインメディア「sanook」

飲酒をしていないのに(?)飲酒運転の検問で捕まった40代男性の人体の不思議に関するニュースが話題となっている。

24日(現地時間)、オンラインメディア「sanook」は、あるベルギー人男性が体内でアルコールが生成される特殊な病気「自動醸造症候群(ABS)」を患っていると報じた。

この40代のベルギー人男性は、2022年4月、車を運転中に警察に止められ呼気検査を受けたところ、法定基準を超えるアルコールが検出されたため起訴された。

しかし、彼の弁護士は3名の医師に彼が「自動醸造症候群」の患者であると診断を受けた証拠を裁判所に提出した。

この証拠により、法廷で無罪となり、判決文では「男性は泥酔者が見せる兆候を示していなかった」と強調された。

引用:unsplash*この人物は事件とは一切関係ありません。

また、男性は2019年にも飲酒運転の検問で、罰金と運転免許停止処分を受けていた。

その際にも彼は飲酒していないことを警察に確認してもらったが、当時は自分が「自動醸造症候群」を患っていることに気づいていなかったという。

なお、「自動醸造症候群」は世界的にも非常に稀で、胃腸に入った炭水化物が発酵することで血中のエタノール濃度が上昇し、酔っ払った人と同じ酩酊の兆候が生じる。

泥酔した時と同じように、嘔吐、めまい、立ちくらみ、眠気などの症状も発生する。

しかし、正式な診断を受けている人は、世界中で20人程度しかいないといわれている。

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