海外旅行中に、知らない間に法律違反をしてしまう可能性がある。文化が異なる分、国によって法律も異なるため、旅行前に必ず確認すべきことである。どのようなことがあるのか見てみよう。
引用:dailymail
トルコは自国の遺跡保護に非常に厳しい国だ。石1つでも軽々しく持ち帰ってはならない。なぜなら、このような地域で発見される石は古代遺物として指定され、価値が計り知れないからだ。違反する場合、最大10年の懲役刑に処される可能性がある。
実際に、トルコで休暇を終えて本国に戻ろうとした1人の旅行者がアンタルヤのビーチで石を持ち出したために拘束されたケースがある。当時、息子が記念に拾った石が税関職員に見つかった。彼の父親は、息子が盗んだ石のせいで4週間拘束された。
トルコでは記念品として持ち帰った石1つで懲役刑に処される可能性があるため、注意が必要だ。
引用:news.sky
トルコでは石の持ち出しが禁止されている一方、ドイツではジャガイモの持ち込みが禁止されている。ヨーロッパ旅行をする際、他の国で安く売られているジャガイモを買ってドイツに持ち込むことはできない。「輪腐れ病」の拡散の恐れがあるためだ。
輪腐れ病(Ring Rot)は1905年にドイツで初めて発生した。「コリネバクテリウム」という細菌によって発生する病気で、主に種ジャガイモの切断や播種作業中に感染する。病気が発見された畑のジャガイモはすべて廃棄しなければならないほどである。
引用:ebay
中国では1949年以前に鋳造されたすべてのコインの国外流出が禁止されている。中国で「幸運の象徴」とされるコインは軽々しく持ち出すことができない。また、装飾品としての販売も禁止されている。中国と同様に、トルコでも古代のコインの流出が禁止されている。両国とも、コインの流出が発覚した場合は罰金刑に処される可能性がある。
引用:bbc
イタリアで二番目に大きな島であるサルデーニャ島は、「砂泥棒」との戦いに苦しめられている。フランスのある夫婦が島の白い砂浜の砂を40kg持ち出そうとして発覚したこともある。記念品として砂を採取しただけで、違法行為だとは知らなかったと釈明したが、懲役6年の危機に瀕した。
引用:dailymail
現地の法律により、砂や砂利を持ち出すと、3000ユーロ(約49万円)の罰金を科されるか、最高6年の懲役刑に処される可能性がある。イタリアは、消えゆく砂浜を守るために、この地域での砂の持ち出しは違法であるという事実を各国の言語で明示している。