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逆説的な効果!健康な人がオメガ3を摂取することで増える心臓病と脳卒中のリスク

健康な人がオメガ3サプリメントを継続的に摂取すると、逆に心臓病や脳卒中の発生可能性を高める可能性があるという研究結果が出た。

写真=記事の内容に関連したイメージ/Pixabay

最近、アメリカのセントルイス大学、イギリスのリヴァプール大学心臓および胸部病院、中国の中山大学、デンマークのオールボー大学、北京協和医学院の共同研究チームは、このような内容が含まれている研究結果をイギリス医師会雑誌「BMJ」に発表した。

共同研究チームは、オメガ3サプリメントを定期的に摂取した人々のデータを約12年間にわたり長期追跡した。40~69歳の実験参加者41万5737人を対象に、普段の食習慣やオメガ3サプリメントの摂取有無、医療記録などに関連する情報を収集し、オメガ3サプリメントが及ぼす影響を分析した。

その結果、研究の最初の参加時点で心血管疾患がなく健康だった参加者の中で、オメガ3サプリメントを定期的に摂取しているグループは、そうでないグループに比べて心房細動と脳卒中の発症リスクがそれぞれ13%、5%高まることが分かった。

追跡期間中に心血管疾患がなかった参加者の中で、2万2636人が心臓発作や脳卒中、心不全を経験し、1万8367人が心房細動を経験し、その中で2万2140人が命を失ったことが分かった。

一方、研究開始前から心血管疾患を持っていたり、リスク群の場合、オメガ3サプリメントが効果を発揮したことが分かった。心血管疾患を持っていたグループがオメガ3を定期的に摂取した場合、心房細動から心筋梗塞へ進行するリスクが15%低下した。心不全で死亡するリスクは9%減少し、主な心血管疾患に罹るリスクも8%低下した。

つまり、健康な人はオメガ3を摂取すると副作用を発症するリスクがあるが、心血管が弱い患者には助けになる可能性があるということだ。

研究チームは、「オメガ3サプリメントを定期的に摂取することは、基礎疾患を持たない健康な人には同じ効果が出ないかもしれない」としながらも、「正確なメカニズムの解明のためには追加研究が必要だ」と説明した。

また、実験参加者の大半が白人であったと述べ、「研究結果が多様な人種に適用できるわけではない」と付け加えた。

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