韓国の大手企業SKテレコムは、今月5日、世界環境の日を迎え、地球温暖化に対する警戒心を伝える新しいキャンペーン「Peel the Tape, Heal the Earth(テープを剥がして、地球を癒やす)」を展開すると4日に発表した。
今回のキャンペーンは、Tダイレクトショップの購入客が直接、宅配便の箱のテープを剥がすように促す内容だ。このキャンペーンで使用される宅配便の箱は、北極の雪原を思わせる白いインクで作られ、雪原を生息地とするホッキョクグマが一緒に印刷されている。
宅配便の箱は、顧客が開封のために箱をカッターで切らないように、「テープを剥がすと北極の現実が見えます」という誘導文が記載されたテープで封じられている。
宅配便を受け取った顧客がテープを剥がすと、箱に印刷された白いインクも一緒に剥がれ、氷河が溶けて乾燥し、荒涼とした土地の姿が見えるようになる。これにより、地球温暖化に対する警戒心を伝えるのが今回のキャンペーンの目的だ。SKテレコムは、ホッキョクグマを始めとしてペンギン、アザラシなど様々な動物を活用したシリーズでキャンペーンを続けて拡大する予定だ。これを通じて、顧客に地球温暖化の深刻さを知らせ、環境汚染防止の参加を促す計画だ。
SKテレコムのイェ・ヒガンブランド戦略担当(副社長)は、「今後も多くの顧客と一緒にできる小さいながらも大きなアイデアで、地球環境のための様々な努力を続けていく」と述べた。