焼いても蒸しても揚げても…多様な調理方法で愛される「海老」
食べない方がよい海老の部位
海老に関するよくある勘違いとは?
焼いてもよし、蒸してもよし、揚げてもよし…と、多彩な料理で愛されている「海老」は、たんぱく質が豊富で栄養価が高い海産物としても知られている。
そんな良いとこ取りの海老だが、ベトナムメディア「SOHA」には海老を食べないよう注意を促す記事が掲載された。
これは、いったいどういうことなのだろうか。
記事によると、海老には食べたくても決して食べてはならない部位がいくつかあるという。
まず、海老の頭である。一般的に海老の頭には栄養価があると考えられているが、専門家たちは実はそうではないと説明している。実はほとんど栄養がなく、中に含まれている内臓には、病原菌や寄生虫が生息している可能性も高いというのだ。
続いて、海老の殻である。頭と同様、海老の殻にはカルシウムが豊富に含まれていると考えている人も多いだろう。
しかし、殻の主成分はキチンで、キチンは消化しにくく、胃腸に負担をかけるだけでカルシウムを摂取できるわけではない。
最後に海老の背中にある黒い背ワタは、下ごしらえの際に取り除くべきである。背ワタは胃や大腸を含む海老の消化器官だ。有害ではなく高温で加工すると菌も死滅するが、下ごしらえ時に取り除くほうがより安全で、プリプリとした食感も楽しめる。
また、スープには頭と尾を取り除き身だけを使用するのがオススメだ。なお、鮮度の低い海老を食べるのはもちろんNGで、一度に大量の海老を、特に生で食べる時にも注意が必要だという。