心筋梗塞が見つかった20代男性
心臓血管の70~80%が閉塞
ささいな食生活が原因
中国のポータルサイト搜狐(Sohu)には、21歳で心筋梗塞が見つかった男性のエピソードが紹介された。
真夜中に腹痛で救急室に運ばれた21歳の男性A氏は、心電図検査の結果、心筋梗塞が見つかり、心臓カテーテルを挿入中に心臓の血管70~80%が閉塞していることが確認された。
医師たちは、若い人々に「生まれつきに血中脂質が高い患者がたまにいる」と述べた。
しかし、A氏の場合、生まれつきが原因ではなかった。脂質と塩分が高い揚げ物や焼き物を頻繁に摂取していたA氏の食生活を聞き、医師たちは病気の原因を特定した。
脂質と糖分の含有量が高い食事や赤肉を摂取し過ぎると、食物が消化管を通って消化された後、肝臓はこれをトリメチルアミンオキシドに変える。
トリメチルアミンオキシドの濃度が高いと、心血管疾患を引き起こし、ここに心筋梗塞も含まれる。
なお、揚げ物に使われる油、トランス脂肪、フリーラジカル、その他の物質は、血管を損傷する可能性があり、高温で何度も揚げた食品にはフリーラジカルや発がん物質が多く含まれている可能性がある。
このような食物を大量に摂取すると、体は冠動脈の内皮細胞を攻撃し始め、心臓の弁膜が硬く、狭くなることが知られている。
一方、心筋梗塞の初期症状として、胃腸反応を引き起こすことがある。
これには吐き気や嘔吐があり、一部の患者は下痢を引き起こすこともある。また、運動をしていなくても胸が苦しくなり、喘息、汗をかくなど、その他の異常症状が現れることが知られている。