コーヒーを飲むベストタイミングは?…「この時間帯」は避けるべき

朝起きるとすぐにコーヒーを求める人がいる。空腹時のコーヒーを避け、朝食中や朝食後に飲む人も多い。では、起床直後にコーヒーを飲むと、体にどのような影響があるのだろうか。コーヒーを飲むのに最適な時間帯を探ってみよう。
◆ コーヒーは起床後1〜2時間が理想的
コーヒーを飲むのに最適なタイミングは、起床後1〜2時間経ってからだ。朝起きてすぐにコーヒーを飲む習慣がある人は、少し遅らせるのが良いだろう。起床後1〜2時間経ってからコーヒーを飲むのが最適だという研究結果があるためだ。
米メリーランド州のユニフォームド・サービス大学の研究チームによると、1日の中でコーヒーを飲むのに最適な時間帯は午前9時30分〜11時30分、つまり平均して午前10時30分前後だという。

◆ カフェインとコルチゾールの相互作用
コーヒーを起床後1〜2時間遅らせて飲むべき理由は、コーヒーに含まれるカフェインが体内のストレスホルモンであるコルチゾールと相互作用するためだ。起床直後はコルチゾールの分泌が最も活発な時間だ。起床直後にコーヒーを飲むと、カフェインへの耐性が高まり、さらにカフェインがコルチゾールの分泌を促進してしまう。つまり、朝早くコーヒーを飲むと、効果を感じにくくなり、結果的に一日中より多くのコーヒーを飲んでしまう可能性があるのだ。
◆ コーヒーを避けるべき時間帯は?
研究チームは「一般的な就寝・起床時間を基準にすると、コルチゾールレベルが最も高くなる時間帯は午前8時〜9時、正午〜午後1時、午後5時30分〜6時30分だ。これらの時間帯を避けてコーヒーを飲むことで『カフェイン効果』を最大限に引き出せる」と指摘している。ただし、睡眠パターンには個人差があるため、自分に合った最適な時間帯を見つけることも重要だ。