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カナダ観光局は2025年を迎え、観光客の多様な好みに合わせたテーマ旅行とおすすめの旅程を発表した。旅行プラスでは観光客がより簡単に、便利に、そして楽しくカナダ旅行を計画できるよう、カナダ観光局が提案する旅程をシリーズで紹介する予定だ。
まず最初に紹介するのは「ビアレール(VIA Rail)」を利用したカナダの列車旅行だ。
「ビアレール」はカナダを代表する鉄道で東部から西部にかけて8州を横断する。カナダの大自然を最も快適に楽しむことができる最高の旅行手段として知られている。
1. カナダを横断する路線「カナディアンライン(Canadian Line)」
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「カナディアンライン」はビアレールの代表的なコースだ。バンクーバーからトロントまでを結ぶカナダ横断ルートで、3泊4日かけて4,466kmを走行する。全行程はバンクーバー、ジャスパー、エドモントン、サスカトゥーン、ウィニペグ、サドベリー、トロントで構成され、希望する区間のみの予約・乗車も可能な点が大きな魅力だ。カナダ観光のベストシーズンである秋には色鮮やかな紅葉が広がる景色を快適に楽しめるため、地元民にも人気が高い。特にスカイラインの2階は大型窓で構成され、カナダの絶景をパノラマで堪能できる。
観光客に特に人気があるのは、バンクーバーからジャスパーまでの約19時間の区間だ。秋にはカナディアンロッキーを背景に、美しい雪山や湖、紅葉が織りなす風景を楽しめる。「カナディアンライン」には、一般席のエコノミー、寝台のスリーパープラス、ビジネスクラス相当のプレステージスリーパーがあり、スリーパープラス以上の等級では個室やシャワールーム、スカイラインラウンジの利用特典が付く。特に2人用スリーパープラスは座席がベッドに変形する人気の等級で、秋の旅行を計画する場合は早めの予約が推奨される。2025年はバンクーバー発で週2便(月・金曜日)が運行される。
2. 東部の都市を結ぶ路線「コリドー(Corridor)」
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カナダ東部のトロントからケベックシティを結ぶこのコースはオンタリオ州南端のウィンザーを起点にトロント、オタワ、モントリオール、ケベックシティに停車する。東部の人気都市を巡るルートで駅がダウンタウンの中心に位置しているため、個人観光客が駅を拠点に旅行ルートを計画しやすい。2023年に新型車両が導入され、北米最新の列車に乗れる路線としても注目されている。エコノミー席とビジネス席が毎日運行され、ビジネス席ではラウンジ利用や食事、飲み物が提供されるため、より快適な列車旅行が楽しめる。特に紅葉の名所として知られるトロント、モントリオール、ケベックシティを結ぶ区間は移動時間も短く、秋のシーズン中にメープルロードを巡る列車旅行を希望する多くの観光客に愛されている。
3. 大西洋の海岸線に沿った路線「オーシャン(The Ocean)」
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東部のモントリオールからハリファックスまで約1,346kmを1泊2日で走るコースだ。1日をゆったりと列車で過ごせる効率的な区間で海岸線特有ののどかな風景を楽しめるため人気が高い。オーシャン路線の特徴は中間地点のモンクトン(Moncton)を下車地に指定できることだ。モンクトンでレンタカーを利用すれば、『赤毛のアン』の舞台となった「プリンス・エドワード島」を訪れることもできる。オーシャン路線はエコノミー席と2人用スリーパープラス席から選択可能だ。