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2024年12月22日日曜日
ホームモビリティーなぜこの価格で作れる?BYDが440万円でここまで…日本が遅れを取る中国EVの実力が分解調査で明らかに

なぜこの価格で作れる?BYDが440万円でここまで…日本が遅れを取る中国EVの実力が分解調査で明らかに

急成長する中国EVメーカー

BYD車の分解調査で見えてきたもの

明かされた以外な実態

引用:YouTubeチャンネル「MeroAuto」

中国政府の全面的支援を受け、躍進を続ける中国の電気自動車(EV)業界。近年、世界市場で目覚ましい成長を遂げ、各国に衝撃を与えている。昨年第1四半期には史上初めて世界1位の自動車輸出国となり、自動車産業の本場であるヨーロッパをはじめ、日本や韓国など東アジア市場でも存在感を増している。

国内市場ではまだ大きなシェアを持たないものの、その製品力には驚きの声が相次いでいる。昨年10月7日、経済貿易局はEV技術の交流を目的としたセミナーを開催。BYDやニオなど中国EVメーカーの分解部品も展示され、一部からは「日本のEVは中国に追いつくのが遅すぎる」との評価も出た。

引用:YouTubeチャンネル「SHORTS CAR」
引用:YouTubeチャンネル「CarHaru」

専門家たちが驚愕

「この価格で製造可能とは…」

セミナーではテスラのモデルY、BYDの普及型SUV「ATTO3」、ニオET5など輸入EV16モデルの部品9万点以上が展示された。参加した専門家たちは、分解されたBYD ATTO3の部品を前に「なぜこの価格で生産できるのか」と驚きを隠せない様子だった。

ATTO3は2022年2月に中国で発売され、昨年1月には日本市場にも投入されたモデル。価格は440万円で、同クラスのEVとしては極めて競争力のある価格設定となっている。その後BYDは、コンパクトEV「ドルフィン」と高級セダン「シール」を投入し、日本での商品展開を加速。ドルフィンは363万円から、シールは528万円からの価格帯で販売されている。

引用:Bloomberg
引用:Bloomberg

BYDの強みは「垂直統合」

バッテリー分野でも上位に

業界専門家らは、BYDをはじめとする中国EVメーカーが、いかにして低コストで競争力のある車両を生産できているのか、その秘密を分析している。その核となるのが設計の最適化と垂直統合型の生産体制だ。ATTO3の電動パワーユニット「E-アクスル」では、車載充電器とDC変換器、モーターとインバーター、減速機など8つの構成部品が一体化されている。これにより、軽量化だけでなく製造コストの大幅な削減を実現した。

さらに、BYDは車両のほとんどの部品を自社で製造可能だ。先述の電動パワーユニットはもちろん、EVの心臓部であるバッテリーも自社製造している。BYDはEVバッテリー製造分野でも世界トップクラスの企業として知られる。今年上半期時点で世界市場シェア16.4%を占め、中国CATLに次ぐ世界第2位の地位を確立している。

引用:Carscoops
引用:Wikipedia

部品の内製化を徹底

他社製品の研究も綿密に

EVのバッテリーは製造原価の約3分の1を占めるため、自社製造できること自体が大きな強みとなる。BYDは窓ガラスとタイヤを除く、ほぼすべての車両構成部品を自社で製造している。ATTO3だけでなく、シール、ドルフィンなど他のモデルとの部品共通化も積極的に進めている。

他社製品の徹底的な分析も、短期間での急成長を支えた要因とされる。昨年、日経BP総合研究所がBYDシールを分解調査したところ、同車両の多くの部分でテスラモデル3との類似性が確認された。従来の自動車では数十個のECUが搭載されるのに対し、モデル3同様、わずか5個のECUで車両の全電装システムを制御する方式を採用していることが判明した。

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20 コメント

  1. 政府の補助金ジャブジャブで独断政権の中国だから、予算案&損益などの目が働かない、イケイケ国家プロジェクト=国家戦略。あとのことなどきにしていない、考えていない。他国を潰す戦略国家。そもそも公平な企業競争でない。比較するのが間違い。発火して死亡しても保証がない。よく考えたほうが良い

    • ほんとに記事読んでる?実際は企業努力と開発力と資源力で安くなってる。
      それに国家戦略はどこもやってるし、中国は社会主義システムなんだからそれが正解で、日本も全盛期はそうだった。
      Xioamiやハイセンスはじめ、中国でも一流企業はレベルが高い。
      アメリカは負けそうになると嘘ついてネガキャン始めたり、ちゃぶ台ひっくり返すから奴らの言ってる悪口は信用に値しない。

  2. 今の技術レベルでのEVブームは一巡して、そのデメリットは世界的に周知のこと。そしてこれから出てくるEV中古車は価値が下がる一方。日本ではトヨタなどが革新的EVを発売するまではブームは来ない。

  3. 1989年に初代モデルが発売されたセルシオLS400を見た欧州メーカーは、その低価格と静粛性に驚き、徹底的に分解してその精度に驚いた。という記事が脳裏に浮かんできました。

  4. 乗りたい人は、勝手に乗ればいいじゃん
    性能はw
    修行のつもりで、乗りましょう
    しかしエコじゃないよね EVって

  5. BYD徳島でも2台見た。でも300万の車は買えん。ガソリン車を乗り継ぎますわ。5万円以上の中国製品をかうつもりは全くない。

  6. 電気で走る車というだけで、車としての基本性能は未熟だろうな!濡れた路面、雪道での障害物回避性能など、期待できない!!とりあえず事故の事考えないで走ればいいだけなら中国車で満足するんだろうね!!

  7. EVは、それそのものが抱えまっだ解決できていない重量、航続距離、インフラ、充電時間などの問題が存在する。
    クルマとしてのコストダウンうんぬんではなく、次世代型大容量電池への迅速な充電などが可能にならなければ、一般への普及はない。

  8. 日本カー・オブ・ザ・イヤー 2024-2025 10ベストカー にBYDが入っていいて驚き。
    どういう連中が投票したのか知りたいな。

  9. 足回り部品とか比べると凄いですね。志那のは鉄。しかも作りは20年前の・・・
    ま、ちゃんと使えるけど。
    それが値段の差

  10. 15年前のF3はカローラのコピーでひどかった
    1年でボロボロになる車だったが
    今は大丈夫なのか?

  11. トヨタや本田が技術力で追いつけないかのような題名を冠して、BYDや中国EVがすごいことを誇張するような記事をよく見ます。まさにメディアによる洗脳。これを読んで本当に日本の技術がダメでこれからは中国だと思わせるように扇動しているメディアですね。このメディアの名前を覚えておいて、洗脳されないようにしなければいけませんね。
    EV分野において中国の技術力が高いことは間違いないと思いますが、トヨタはEVに全振りしていないこと、固体電池の開発もまだ勝者が決まっていないこと、EV製造メーカーの利益率が高くないことなど、他にもいろいろな要素を考えれば、競争の結果はまだまだ先でないとわかりません。現在の中国市場においてはBYDが覇者であり、ものすごい成長と技術力が高くなっていることはそのとおりだと思いますが、その得意分野だけでその他の自動車メーカーと比較するのはおかしな話です。

  12. コストより安全と安心が第一。
    海外で燃える事故が多いEV車を運転する気になれません。
    しかも事故で閉じ込めれて脱出できなかったり、
    リチウムイオン電池は衝撃で火災になりやすい。

    そんな車に乗るなんて自殺行為!!

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