14.2 C
Tokyo
2024年11月06日水曜日
ホームモビリティーリビングが走る!?超豪華リムジン版シエナ登場!トヨタが手がけたファミリー向けミニバンの究極形

リビングが走る!?超豪華リムジン版シエナ登場!トヨタが手がけたファミリー向けミニバンの究極形

トヨタの大型ミニバン「シエナ」

リムジン仕様にカスタマイズした特別仕様車が話題に

豪華絢爛な室内に驚きの声

引用:Velocity

広い室内空間を誇るミニバン。多彩な空間活用と快適な乗り心地により、ファミリーカーとして高い人気を誇る車種だ。ミニバンでもセダン同様にホイールベースを延長したリムジン仕様があったらと想像を巡らせた人も少なくないだろう。箱型の車体による高い車高を活かせば、さらに快適な室内空間が実現できるはずだ。

実際、トヨタはこの発想を「SEMAショー」で具現化したことがある。SEMAショーは毎年米国ラスベガスで開催される世界最大規模のカスタムカーショーで、今年は11月6日(現地時間)に開催予定だ。今年のショーを前に、2010年に出展されたトヨタのミニバンリムジンが再び注目を集めている。

引用:Jonsibal
引用:トヨタ

実用性とスタイルを両立

全長は6.2メートルを超える特別仕様

トヨタは2010年のSEMAショーで、ミニバンのシエナをベースに「高級リムジン」をコンセプトとした「シエナスウェッガーワゴンスプリーム」を公開した。1997年に登場したシエナは主に北米市場向けの車種だ。全長5メートル、全幅2メートルに迫る大型ミニバンで、国内モデルのアルファードやヴェルファイアよりも大きい。このカスタム車両は3代目モデルをベースに製作された。

一目で特別な存在と分かる外観を持つが、家族の利便性と個性的なスタイルの両立を目指して作られたという。最大の特徴は延長された車体だ。実に1,219mmもの延長により、標準車の全長(5,085mm)から6.2メートルを超える巨体となった。さらにブルーメタリックの塗装、KMC製20インチホイール、ワイドタイヤ、リアスポイラーを採用。スライドドアのハンドルを取り除き、すっきりとした側面を実現している。エアサスで車高を64〜165mmの範囲で調整可能だ。

引用:トヨタ
引用:トヨタ

高級住宅のリビングのような室内空間

マッサージ機能付きシートや冷蔵庫も完備

室内も外観に負けない広さと贅沢さを誇る。天井には8フィート(約2,438mm)の特注アクリルルーフを採用し、室内全体に自然光が差し込む。乗車定員は標準車と同じ7人だが、車体延長により、さらにゆとりある空間を実現。2列目、3列目には回転式の独立キャプテンシートを配置した。

シートにはマッサージ機能を搭載。さらにブラジル産チェリーウッドで仕上げた高級感あふれるキャビネットが印象的だ。クリアガラスを使用した冷蔵庫は十分な収納力を確保。フロアも木製で仕上げ、まるで高級住宅のリビングのような快適さを演出している。移動中の娯楽も充実した装備を誇る。

引用:トヨタ
引用:トヨタ

最新のゲーム機・高性能オーディオを完備

カスタムショップではなくトヨタ純正の意欲作

キャプテンシートを回転させれば、23インチのHPコンピューター、DVDプレーヤー、Xbox 360などを楽しむことができる。1,700Wの大出力を誇るJBLオーディオシステムは、10基のスピーカー、2基のサブウーファー、4基のアンプで構成。これに加え、フロント245/45R20、リア255/40R20のワイドタイヤとデュアルツインマフラーチップなどが、存在感をさらに際立たせている。

パワーユニットは標準車と同じ3.5L V6エンジンと6速ATの組み合わせを採用。もちろん市販を目的とした車両ではないが、カスタムショップではなくトヨタ北米法人が手がけたという事実に驚きを隠せない。今回のSEMAショーでは、トヨタがどのような意欲作で来場者の注目を集めるのか、大きな期待が寄せられている。

関連記事

コメントを書く

あなたのコメントを入力してください。
ここにあなたの名前を入力してください