11年の歴史に幕を下ろすRCとRC Fクーペ
記念の最終モデル、その姿とは
レクサスは、スポーツカーモデルRCとRC Fクーペの生産終了を正式に発表した。両モデルは11年の歴史に幕を下ろすこととなり、これを記念し、レクサスは限定版「ファイナルエディション」を発売した。RC Fファイナルエディションは日米での限定200台の販売となる。このモデルは性能とデザインに磨きをかけ、より特別な存在感を放つ。生産は2025年11月まで継続し、後継モデルについては現時点で明らかにされていない。
RC Fファイナルエディションは、19インチBBS鍛造アルミホイールと「メタリックスターグロスブラック」仕上げを採用。レッドのブレンボブレーキキャリパーを備え、高性能を印象付ける。ブラックミラーとカーボンファイバーボディキットにより、さらなる存在感を放つ。特にスプリッター、サイドスカート、ディフューザー、アクティブリアウィング、ルーフなどの主要部位にカーボンファイバーを採用し、軽量化と剛性向上を実現。昨年同様のカーボンパッケージも注目点となる。
レクサス2025年型RC F
究極の最終モデルが登場
2025年型RC Fファイナルエディションには、466馬力の自然吸気5.0リッターV8エンジンを搭載。このエンジンは、よりスムーズな回転フィールと官能的なサウンドを実現すべく調整された。加速時のレスポンス向上を図るため、LSDも改良を加えた。これにより、RC Fは最後まで高性能スポーツとしての真価を発揮する。エンジンのみならず、トータルバランスに優れた走行性能により、ドライビングの歓びを存分に味わうことができる。
今回のファイナルエディションでは、高性能を体現する外観の変更を実施。19インチBBSホイールにレッドのブレンボキャリパーを組み合わせ、カーボンファイバー外装により高級感を演出。さらに、ファイナルエディション専用バッジとウェルカムシーケンスを備え、限定モデルとしての価値を高めている。室内は、ブラック&フレアレッドトリムによりスポーティな雰囲気を醸成している。
RCとRC Fファイナルエディション
豊富なカラーバリエーションを設定
RCとRC Fファイナルエディションは、幅広いカラーバリエーションを用意。RCは9色、RC Fは7色のカラーオプションを設定し、うち米国市場では4色を展開する。今回のファイナルエディションでは、新色「ソニックイリディウム」が話題を集めている。日本専用のRCファイナルエディションは、19インチEnkeiアルミホイール、スパッタリングペイント仕上げ、レッドブレーキキャリパー、スモークインサート付きブラックミラーが特徴となる。
内装には上質なレザーとウルトラスエードシートを採用し、スポーツカーにふさわしい空間を創出。レッドのコントラストステッチとカーボンインサートにより、室内の質感を一段と高めている。専用バッジとウェルカムシーケンスも備え、ファイナルエディションならではの特別感を演出。RC F最終モデルの価格は、1,000万円超となる見込みだ。