クラシックとアウトドアの融合
光岡・リューギワゴン
限定モデルが話題に

個性的なデザインで知られる自動車メーカーの光岡が「リューギワゴン(Ryugi WAGON)」の限定モデルを発表した。
新モデルの名称は「リューギワゴン アドベンチャー(Ryugi WAGON Adventure)」で、わずか20台の限定生産となる。販売価格は438万9,000円である。


自然からインスピレーションを得た色彩
独特の雰囲気を醸し出す
外装色は自然界からインスピレーションを得た2色が用意されている。セセラギブルーは深い渓谷の静寂な雰囲気を表現し、落ち着いた印象を与える。ヒスイグリーンは翡翠を思わせる上品な色合いが特徴だ。両色ともアウトドアシーンはもちろん、都市部でも独自の存在感を放つよう設計されている。
内装も個性的な仕上がりとなっている。トレッキングシューズをモチーフにした専用レザーシートが採用され、外装色に合わせた2色が用意されている。
さらに、実用性を高める専用ディーラーオプションも用意された。15インチのタイヤ及びアルミホイールセット、ルーフラックセットが提供され、よりアクティブなスタイルを演出できる。


希少価値と職人技
際立つボディデザイン
光岡・リューギワゴンは2016年1月の登場以来、クラシカルなデザインと個性的なスタイルで注目を集めてきた。
モデル名の「リューギ(流儀)」という言葉の通り「独自の方法、スタイル」を表現し、車両のアイデンティティを如実に表している。大量生産ではなく手作業で製作されるため、希少価値が高いのが特徴だ。
フロントデザインには光岡特有のクラシカルな要素が色濃く反映されている。大型の縦型ラジエーターグリルと丸型ヘッドランプの組み合わせがレトロな魅力を強調し、クロームで仕上げられたフロント・リアバンパーが車両の存在感をさらに引き立てる。ミディアムクラスのモデルながら、重厚感のあるデザイン要素が随所に取り入れられている。
特筆すべきはラジエーターグリル上部に装着された日本の伝統工芸技法「七宝焼」を用いたエンブレムだ。これは光岡の職人技が光るディテールであり、量産車では見られない希少性と高級感を演出している。
クラシックとアウトドアの要素を巧みに融合させた限定モデルだけに、光岡車のファンやクラシックカー愛好家から大きな注目を集めそうだ。