31日(現地時間)、国連安全保障理事会は、イスラム組織「ハマス」の最高指導者イスマイル・ハニヤ政治局長が訪問先のイランの首都テヘランで殺害されたことを受け、緊急会合を招集した。
ハニヤ氏が暗殺されたことにより、中東地域の情勢は急激に緊張が高まっている。
イスラエル軍のレバノンの首都ベイルート空爆による、イスラム教シーア派組織「ヒズボラ」の司令官殺害にも動揺しなかった国際的な原油価格だが、ハニヤ氏の暗殺後には急騰している。
国連は同日午後4時よりアメリカ・ニューヨークにある国連本部でパレスチナ問題など中東情勢に関して議論すると明らかにしている。
安全保障理事会の緊急会合はイランの要求に基づき、中国とアルジェリア、また、7月の安全保障理事会の議長国であるロシアの支持により招集された。