米国の中央銀行にあたる米連邦準備制度(FRB)は、現地時間の7月31日、基準金利の据え置きを発表した。市場の予想通りで、ジェローム・パウエルFRB議長は早ければ9月に金利引き下げを行う意向を示した。
FRBは同日、米連邦公開市場委員会(FOMC)の定例会議で、基準金利を現在の水準である5.25~5.50%に維持することを決定したと発表した。
FRBはインフレを抑制するために、2022年3月から昨年7月まで金利を引き上げていた。その後、昨年9月から今回まで8回連続で金利を据え置いている。
にもかかわらず、現在の基準金利は2001年以来の高水準である。韓国(3.50%)との金利差も2ポイントで、これは過去最大の差である。
同日、パウエルFRB議長は「条件が満たされるなら、早ければ9月に金利引き下げの議論を提起する」と述べた。