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2024年12月19日木曜日
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オリンピック開催中のパリ、35度超の猛暑の原因は気候変動?WWAが示した気温上昇に関する分析結果

オリンピック開催中のフランス・パリでは、日中の最高気温が35度を超えるなど、猛暑が続いている。そんな中、気候変動がなかった場合にパリの気温は現在より約3度低かったとされる分析結果が発表された。

多国籍気候研究者団体の世界気象分析グループ(WWA)は、先月31日(現地時間)ギリシャ、イタリア、スペイン、ポルトガル、モロッコなど地中海に面した国々の今年7月の猛暑の原因について分析し、このような内容の研究結果を発表した。

これによると、先月初めに東ヨーロッパの気温が急上昇後、1ヶ月間にわたり極度の暑さが地中海の国々を襲ったという。WWAは、これらの地域に影響を与える熱波(猛暑・heat wave)は、人間によって引き起こされた気候変動であると指摘した。

また、WWAは「ERA5(第5世代全球大気再解析)によると、人間による化石燃料の燃焼によって地球が温まり、7月の極度な気温を実質的に可能にさせた」とし「気候変動がない世界だったとしたら、10年に一度発生するような7月の猛暑は、これよりも3度(2.5~3.3度)低かっただろう」と述べた。

WWAの共同創設者である気象学者フリーデリケ・オットーさんは「大気が化石燃料の燃焼からの排出物によって過負荷になっていなかった場合、パリは約3度涼しく、スポーツを行うにははるかに安全であっただろう」と説明した。

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