韓国で「企業バリューアップの恩恵を受ける銘柄」とされていた金融株が一斉に下落傾向を示している。
5日午前9時30分の時点で、ハナ金融持株会社が5.81%減、KB金融4.81%減、新韓(シンハン)持株会社4.73%減、ウリ金融持株会社3.90%減など、前取引日より一斉に下落している。
米国発の景気後退が懸念される影響で、ニューヨーク証券市場が最近2取引日連続で急落した中、米銀行株も下落して取引を終了したためである。現地時間の2日には、バンク・オブ・アメリカ(BoA)が4.86%下落し、ウェルズ・ファーゴは6.36%急落した。
先日、ウォーレン・バフェット氏が率いるバークシャー・ハサウェイが保有していたバンク・オブ・アメリカ(BoA)の株式を約38億ドル(約5423億円)ほど処分したことも、一部影響を与えたと見られる。
新永(シンヨン)証券のパク・ソヨン研究員は「ウォーレン・バフェット氏が銀行株の代表であるバンク・オブ・アメリカ(BoA)を売却中だが、彼は全ての人が銀行株に疑問を抱いていた2011年から着実にBoAに投資してきた人物であることを考慮すると、市場の警戒感も引き続き続くと思われる」と述べた。