イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相と対立しているアメリカのジョー・バイデン大統領が最近、ネタニヤフ首相に対し強い表現で不満を表したことが報じられた。
4日(現地時間)タイムズ・オブ・イスラエルは現地チャンネル12の放送内容を引用し、バイデン大統領が1日にネタニヤフ首相との電話会談で「でたらめを言うな(stop bullshitting me)」と反発したことを報じた。
当電話会談は、パレスチナ武装組織ハマスの最高指導者イスマーイール・ハニーヤが、イランの首都テヘランで暗殺された翌日に行われたものである。
アメリカの新聞ニューヨーク・タイムズ(NYT)によると、当電話会談でハニーヤの暗殺が停戦交渉において役に立つと主張したネタニヤフ首相に対し、バイデン大統領は(暗殺が)交渉を台無しにしてしまう可能性があると指摘し、互いに対立したという。
バイデン大統領は、イスラエルに対するアメリカ政府の軍事安全保障支援は無条件で当然に与えられるものではないという立場を明らかにし、圧力をかけたとも伝えられた。
タイムズ・オブ・イスラエルは、バイデン大統領がネタニヤフ首相に「米大統領を甘く見るな(Don’t take the president for granted)」と話したと報じた。バイデン大統領の厳しい一言についてイスラエル首相府は、アメリカ大統領とのプライベートな会話内容についてはノーコメントだと延べたという。
ガザ地区の戦争以降、死者の急増と民間人の生存危機により、バイデン大統領とネタニヤフ首相の対立はますます深刻化している。
最近では、ネタニヤフ首相がアメリカの意向に反するような勝手な動きを強化しているとの評価がされている。専門家は、ネタニヤフ首相のこのような態度の変化は、バイデン大統領の大統領候補辞退とも関連していると見ている。